瓜生 憲さんのブログ
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企業と投資家の関係
昨日に引き続き、日経新聞の「株主とは」という特集に目が行きました。
買収防衛策についての記載でしたが、う~ん・・・確かに純粋な希薄化による防衛策というのは、少数株主の意見が反映されているのか、いつも疑問に持ってしまいます。
昨日の日記にも書きましたが、企業は、資本市場から資金を調達する以上、資本の論理や市場のトレンドに一定の理解を持ち、敏感でないといけないと思っています。
もう一方の観点において、株式も企業にとって一つの商品であることを認識しなければ、いけないのかもしれません。
「そんなの当たり前!」という声が聞こえてきそうな気がしますが・・・。
投資家は、株式の売買に当たり、該当企業の成長性、収益性、安定性等に鑑み、売買の判断を行います。
以前も話しましたが、企業経営においては、上記3点の要素のバランスを採らないといけないという前提において、資本市場が近視眼的になりつつある中で、企業の投資サイクルと投資家の投資サイクルの差異が広がりつつあり、バランス形成が難しくなっているのは事実です。
そういった中で、今後、本日の「株主とは」の後半にあった種類株の利用は、今後拡大していくように思えます。
Googleの優先株に代表されるような種類株は、乖離が生じ始めた資本市場と企業経営の関係修復に寄与する可能性がある一方、これまで以上に、企業が株式を自社にとっての一つの商品であることを認識することの重要性が高まっていると言えるのではないでしょうか?
一般的に、種類株については、議決権が限定されるケースが多いですが、それ以上のメリットを投資家に対して提供し、一定の商品価値を創造する必要があります。
そういった側面におけるIR重要性も含め、確かに企業と投資家の関係は、金融商品の多様化と、市場システムの成熟化の中で、多様化の方向にあるのかもしれません。
確かにこういった考え方の中で、まだまだ日本市場は欧米市場に対してBehindな面もあるのかもしれませんが、そういった観点において同じく日経新聞の1面にあった「企業の会計 国際標準と全面共通化」は、投資家保護というか、企業と投資家の関係構築の観点における内外格差の是正に繋がる可能性もあるのかもしれません。
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ただ、個人的には、「地球はみんなのもの」というのには激しく共感します!
やっぱアメリカみたいに多民族国家にならないとなかなかむずかしいでつね(● ̄▽ ̄●;)ゞぽりぽり
チカ的には買収されても世界的にプラスなことなら買収OKだと思いますよ♪
地球はみんなのものでつからね(〃⌒ー⌒〃)ゞ エヘヘ
民族ちがってもより有能なしとに託したほうがいいにきまってます(ルールに則ってね)