gomachan-2015さんのブログ
NYダウ利上げを意識しだしたか♪ 《利上げ解説・・》
★NYダウ相場が終わらないと判りませんが、FOMCメンバーの6月利上げへの
前向き発言で、NYダウも、少しづつ意識しだしているのでしょうか
( 今日もマイナス引けだと、NYダウ弱め数日続き。
体力勝負9割のNYトレーダーも能天気に上げれなくなってきた・・。
昼休み無しの立ちっぱなし・・。 )
12月利上げ時、一部から喝さいだったイエレン議長判断でしたが、
その後、マイナス面が噴出し、世界同時株安へ。
日経平均は右肩下がりで、1.5万円割れへ。
もし、6月追加利上げだと、どんな影響が出るのか注視したいと思います。
また、世界へ影響しそうですね。
《経済初心者向け 利上げ解説》↓ (引用)^^^^^^^^^^^^^^^^
28.1.24 追記あり
最近、ニュースなどで「アメリカの利上げ」という単語を聞くことが多いかもしれません。
この記事を執筆時点(27.12.12)では、まだアメリカの利上げは正式決定していませんが、12月の偉い人が集まる会議*1で、8割方利上げがアナウンスされるだろうと見られています。
「アメリカが利上げする」と聞いて、すぐにそれがどのような意味を持って、誰がどのような影響を受けるのか、想像できる人はどれだけいるのでしょう。そして、株価や為替がどのように影響を受けるのか、興味を持っている人は少なくないように感じます。
この記事は、「アメリカの利上げって美味しいの?」くらいの、割りと経済に対して強くない方向けにわかりやすいようにまとめてみたつもりです。
一言で言うと、利上げ*2とは「市場に出回ってるお金を引き上げて、景気に少しブレーキをかけますよ」ってことです。
アメリカは2008年にリーマン・ショックが起こり、経済が激しく停滞しました。つまり、景気が悪くなり、市場にお金が出回らなくなったのです。そこで、偉い人達*3はお金をジャブジャブさせて景気を刺激するために、金利の引き下げを行いました。金利の引き下げは続けて行われ、最終的には「ゼロ金利政策」となります。
しかし、ゼロ金利というのは、言ってみれば異常な状態なわけです。金利無しでお金を貸しているんですから。だから、アメリカはできるなら、金利を上げて、正常化したいわけです。
しかし、利上げ、つまり「金融引き締め政策」というのは、景気上昇に対してブレーキを踏むわけですから、慎重にならざるを得ません。タイミングを間違えば、インフレ*4あるいは不景気への引き金となってしまうのです。
実は、米国の利上げは去年から実施が決まっていたのですが、いつ実行するのか、イエレン議長*5というアメリカ経済における最も重要なおかっぱのおばちゃんはなかなか踏ん切りがつきませんでした。なぜなら、米国の利上げというのは世界経済に影響を及ぼす可能性があり、世界の中枢であるアメリカが世界経済を乱すわけには行かないからです。
実は2015年の夏にも実行する直前まで行ったのですが、記憶に新しい「ギリシャデフォルト問題」や「中国の株価大暴落」があったりして、なかなかタイミングが見つけづらかったわけです。
そこでこの冬、ようやくマーケットも落ち着きを取り戻しつつあり、米国の指標(非農業部門雇用統計など)も良くなってきたので、今回はさすがに実行するだろう、と関係者は見ているわけです。
前置きが長くなりましたが、「じゃあ結局利上げしたらどうなるわけ?」というのを見ていきましょう。
影響その1 「企業の業績が悪化する?」
米国の中央銀行の金利が上がると、各金融機関の金利も上がります。なぜなら、金融機関も中央銀行からお金を借りたり、他の金融機関からお金を借りたりしているからです*6。そうすると、銀行からお金を借りている企業の、利息の支払いが増加しますね。利息の支払いというのは費用なので、企業の利益はその分減少します。
つまり、企業の業績が悪化する可能性があります。
企業の業績が悪化するとどうなるのか?業績が悪い会社の株なんて買いたくありませんよね。したがって、企業の株価が下落する傾向にあるのです。
影響その2 「ドルがアメリカに集まりドル高になる?」
アメリカはずっとゼロ金利だったため、ドルや米国債を持っていても、あまり旨味がなかったわけです。ですから、企業や投資家は、多少リスクを取ってでも金利の高い新興国の通貨や国債に投資をしていました。それが、新興国における経済成長にもつながっていたわけですね。
しかし、アメリカが利上げをするとどうなるのか。アメリカの金利が高くなるなら、わざわざリスクの高い新興国へ投資するより、ドルや米国債を持っていたほうがいいよね、となるわけです。したがって、新興国からアメリカにマネーは引き上げられ、新興国の成長は鈍化する恐れがあります。
加えて、みんながドルを欲しがるわけですから、ドルが強くなります。そうです、ドル高です。当然、日本に投資されているマネーの一部もアメリカに引き上げられるわけですから、円安ドル高が進む可能性が高くなります。
影響その3 「日本の株価が下がる?」
それで、結局のところ、自分にはどんな影響があるわけ?と思う日本の個人投資家の方も多いでしょう。
影響その1で説明したとおり、利上げは企業業績に影響を与える可能性が高く、投資家が毛嫌いして米国株は下落する可能性があります。日本の株式市場はアメリカのマーケット(外国人投資家)の影響を強く受けていますから、アメリカ市場につられてネガティブな反応を示す可能性もあります。
しかし、一概に株価が下がるかと言えば、そうも言えなくて、基本的に円安になると、海外投資家は日本株を買いやすくなります(簡単に言えば、100円で120円のものが買えるわけです)。そうすると、マネーが日本に流入してくるかもしれないとも言うことができるし、そもそも、この利上げは1年も前からずーっと言われていることですので、アメリカのマーケットもすでに織り込み済みだと言う専門家も多いです。つまり、利上げが発表されても、「はいはいわかってますよ」という感じで、市場は何の反応も示さない可能性があります。むしろ、膿みを出したことが好感されて、株価が上昇するパターンだってありえます。
まあ、株が上がるのか下がるのか明確にわかれば、苦労しないで億万長者です。マーケットは生き物ですから、どう転ぶかは、一介のサラリーマン投資家である私にはわかりっこありません。
まとめ
ここまでのお話をまとめると、
●企業の業績が悪化する可能性がある
●アメリカの株が下がる可能性がある
●ドル高になる可能性がある
●円安になる可能性がある
●日本株も下がる可能性がある
●でも米国株に日本株も上がる可能性がある
というところです。
結果どうなるのか断定的なことが言えなくてすみません。
でも経済的な仕組みを知るだけでも、すごく面白いと思いませんか。利上げが実行されて、マーケットがどんな反応を示すのか。非常に楽しみな2015年の師走です。
おまけ ゼロ金利政策とは
・ゼロ金利政策とは
日本で言う日本銀行みたいなアメリカの中央銀行が金利をゼロにします、と言うと、市場にお金が出回るようになります。なぜなら、金融機関がお金を貸しやすくなるため、企業も容易に借り入れることができ、設備投資などに資金を回すことができるからです。企業も金利が低いから、割りと借りるハードルが低くなりますよね。
これはいわゆる「金融緩和政策」と言って、景気が悪い時にするものです。日本も景気の低迷がずーっと続いていて、ゼロ金利政策をやっていますね。異次元緩和とかもやっています。
ちなみに、アメリカも日本もゼロ金利政策とは言っていますが、その実質はゼロではないです。0%~0.25%を誘導目標にする、としていたりするのですが、まあそこまで詳しく突き詰める必要はないでしょう。事実上ゼロみたいなものですから。
28.1.24 追記
この記事を執筆後、アメリカは予想通り利上げを実施しました。利上げした直後はマーケットに好感を持たれたような印象を受けましたが、その後しばらくして、原油の価格が暴落し、中国市場も不安定な状況が続き、世界的な株安が広がっています。日経平均は一時1万6000円を割るほどの勢いで下落しました。
当初の予定では3月のFOMCで2回目の利上げが実施されるとの見方が強かったですが、現在の状況では、FRBのイエレン議長は慎重な判断を下す可能性が高いと見ています。
欧州の中央銀行ECBはアメリカの政策とは逆に金融緩和を視野に入れています。年明けからまったく目が離せない世界経済となっており、非常に勉強になる情勢といえます。
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★NYダウ解説(5/13 金曜日)各社 色々。(後講釈 )
17,535.32 -185.18
①ブルームバーグ報道では、
小売決算懸念、利上げ観測 で下落。
②NY野村証券では、
中国、日本の動向がセンチメントの重し。
↑
中国の金融政策と中国経済の先行きに不透明感が広がると同時に、日銀の追加緩和についても先送り感が強まり、これら海外動向がセンチメントへの重しとなり、午後には、市場は次第に売りに傾く展開となった。
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・解説色々 人生も色々
今日の一曲: 人生いろいろ 島倉千代子 (3:10)
https://www.youtube.com/watch?v=F2JaJF02o0M
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