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投資顧問無料2362夢真ホールディングス

2362 夢真ホールディングス
施工図作図から出発、建設現場の施工管理技術者(※)派遣が主力。建築サポートのためのCADオペレータ派遣も。かつて保育所事業や医療介護支援事業も保有していた時期があるが、ノンコア事業として売却済み。11年5月、エンジニア派遣のフルキャストテクノロジー(現、2458夢テクノロジー)を買収。エンジニア派遣事業は第2の柱に育っている。建設業界、製造業向け人材紹介事業も行うが、こちらは規模が小さい。
※施工管理技術者=建設業の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者、建設工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者を指す。
首都圏を中心に建設現場でゼネコン社員の指揮管理のもと、下請け業者の作業の工程管理や現場作業員の安全管理、図面修正などを手がける施工管理技術者派遣を担う。これまで首都圏中心にサービス強化の戦略が奏功して、マンション建設の回復、また被災地の復興需要で手薄になった建設各社のニーズに合致して、高稼働率を継続してきた。足元でも建設業界全般で進む、有技術資格者の高齢化を背景に、需要は増勢で採用強化を継続的に行っている。若者2000人採用計画を実施している。
15年12月末時点で派遣人員数は2908人(前年同月比+25.8%)。大学の建築学科や建築専攻の専門学校の卒業生を中心に、文系学生も積極的に採用、資格取得支援を行って積極的な採用を継続している。ゼネコン系の競合他社従業員の高齢化が進むなか、相対的に低単価の若手施工管理士を供給することが差別化に繋がって増勢している。
しかし、今期(16年9月期)第1四半期決算は、売上高53.6億円(前年同期比+4.4%)、営業利益4.4億円(△28.2%)、経常利益4.6億円(△36.5%)、純利益2.7億円(△34.8%)、1株当たり純利益3.6円実績と低調な滑り出しになった。
しかし、これは15年7月~9月期に行った低単価戦略の影響が残るもので、売上高の19四半期連続2桁増収、採用計画の堅調など従来からの増勢基調は途切れていないほか、新しい契約更新時に単価を改善しているため、下期中心に大きく利益成長も回復する見通し(売上総利益率30%回復を目標とする、派遣単価是正に注力中)。
このため、現状が押し目買い好機。事業内容から、為替などの外部要因の影響を受けにくいことも、現状の相場環境では買い安心感が高い。
会社側は、売上高と純利益のみ通期計画を開示している。売上高230億円(前期比+8.9%)、純利益20億円(+6.3%)、1株当たり純利益26.8円見込みとする。
この利益水準からは、当面の戻りメドは665円付近を目指すと考える。
買いメドは610円前後まで。想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価@665円付近への戻りを期待。
一方、損切りについては510円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切である。
(08日終値@593円に対する目標株価の想定上昇率+12.1%前後。)
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