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米国株(11日):S&P500、終値で今年の最高値

米国株(11日):S&P500、終値で今年の最高値-ECB措置を評価 (1)
2016/03/12 08:01







11日の米国株式相場は上昇。

世界的な株高の動きに追随した。
S&P500種株価指数は終値ベースで今年の最高値となった。
欧州の景気刺激策が再評価され、成長押し上げに向けて講じられた同措置への前向きな見方が広がった。



銀行や商品関連株が大きく買われ、1カ月にわたる上昇局面を引き続き先導。
シティグループやウェルズ・ファーゴが高い。ダウ・ケミカルは3.1%の値上がり。アナダルコ・ペトロリアムは2カ月ぶりの高値をつけた。
原油が週間ベースで昨年5月以来の最長となる4週続伸となったことが背景。



S&P500種株価指数は前日比1.6%高い2022.19で終了。

週間ベースでは4週連続上昇と、昨年11月以来の最長。今年に入って初めて200日移動平均線を上回って引けた。ダウ工業株30種平均は前日比218.18ドル(1.3%)上げて17213.31ドル。
ダウ平均も終値で年初来の最高値となり、200日移動平均線を上回った。
ナスダック総合指数は1.9%高。




バンク・オブ・アメリカ(BOA)傘下のUSトラストのチーフ市場ストラテジスト、ジョー・クインラン氏は「景気拡大軌道を維持するための成長刺激に向けた積極的な行動はプラスだ」と指摘。
「世界的なリセッション不安は後退しており、それが鍵となっている。前日の欧州中央銀行(ECB)の行動はこうした勢いを後押しした。
米投資家にとって重要なのはユーロ・ドル相場で、それが上昇しているというのは米企業業績や多国籍企業の系列会社にとって良いニュースだ」と述べた。




ECBの政策措置は成長を取り戻すのに不十分との懸念は払拭され、先月つけた22カ月ぶり安値からのS&P500種株価指数の回復を支えてきた銘柄が再び買い進まれた。この中にはエネルギーや素材、テクノロジー、金融株が含まれる。


S&P500種は2月11日につけた安値から10%余り戻し、昨年末からの下落率は1.1%未満に縮小した。



米国では15、16両日に連邦公開市場委員会(FOMC)が定例会合を開く。

市場は今回の会合での利上げについてはほとんど織り込んでいないものの、年内に利上げが実施されるとの見方を強めている。
6月の利上げの確率は51%と、1カ月前の2%未満から上昇。経済指標の改善や原油価格の安定、株価の回復に促された。



ロバート・W・ベアード(ロンドン)の株式担当副会長を務めるパトリック・スペンサー氏は、「市場はここから来週のFOMC決定を待つことになるため、かなり静かな展開になるだろう」と述べた。




S&P500種の業種別10指数すべてが上昇した。

エネルギーと金融株の上げが目立ったほか、素材株も大きく値上がり。生活必需品や公益事業、通信株は上げ幅が小さいものの、一般消費財銘柄は堅調だった。

エネルギー株は週間で4週連続上昇と、昨年5月以来の最長。ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が1.7%高と、1バレル=38ドルを上回って終了した。米国での燃料需要の増加と原油生産減少の兆しが出てきたことから、買いが入った。サウスウェスタン・エナジーやデボン・エナジーが急伸。アナダルコ・ペトロリアムは8.9%高。

同社は原油価格下落への対応で1000人削減すると前日に発表した。



S&P500種の銀行株指数は3月1日以来の大幅高。債券利回り上昇で収益性が高まるとの観測が強まった。米10年債利回りは1月以来の高水準に達した。

シティズンズ・ファイナンシャル・グループやSVBファイナンシャル・グループが上昇。KBW銀行指数は2.9%上げて、1週間ぶりの高値で終えた。





ブルームバーグ抜粋
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