ゆめかいびとさんのブログ

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ピーター・リンチ『株の教科書』より【暴落時の行動】再掲示

過去記事ですが、今の相場をみて、再掲示してみました。

ピーター・リンチ著書の『株の教科書』の中から【暴落時の行動】に関する記事からの抜粋です。

ちょっとした集まりで、自分が長期の投資家だと思う人は?と質問すれば、大多数が手を挙げるに違いありません。しかし彼らにとって本当の試練は株価が暴落した時に来るのです。
(中略)
自称長期投資家が、突然、そろって短期の投機家になるのはこの時です。彼らは初めに株を買った時に、よい会社の一部を買うのだ、と心に決めたことを忘れて、感情に流されてしまうのです。

株価が下がったためにパニック状態になり、株価が戻るのを待つより、安値で投げ売りし、誰にも強制されないで、自ら望んでお金を失うのです。
自分では気付かずに、彼らは相場を見て動くという罠にはまっているのです。

彼らは自分が相場に踊らされる投機家と言われても否定するでしょうが、株式相場の上下に応じて売り買いする人は、たしかにそうに違いないのです。
投機家は株価の短期の上げ下げを予測しようと努めます。
一気に利益をあげて引き揚げようと望むからです。

しかしそれができる人はあまり多くいませんし、完璧な法則を見つけた人は皆無と言ってよいでしょう。仮に的確な相場の先行きを当て続けることができる人がいたとすれば、その名前が世界の金持ちのリストのトップに並ぶウォーレン・バフェットやビル・ゲイツの上に、すでに記されているはずだと思いませんか?

また、暴落や調整局面で株を買うのは危険だ、と言う人がいます。とんでもない。
そういうときには、売るほうこそ危険なのです。
株価が大幅に下げるというめったにない投資のチャンス。それを見過ごしてしまうというもう一つのリスクを、彼らは忘れているのです。
(中略)
株式から最高の利益をあげるためには、時が味方です。最も良い方法は、いつまでも放っておいておけるだけのお金を貯めて、それで株を買い、何があっても持ち続けることです。相場が悪い時には辛いでしょうが、売りさえしなければ、損を確定することはありません。

全額を投資の状態にしておけば、株式が水準を上げる、あの予想のつかない不可思議な期間に得られるはずの利益を、完全に手中にすることができるのです。
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