はるるっぴさんのブログ
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リスク管理の甘い日本の銀行
日本の銀行は、比較的サブプライムの衝撃を受けなかった。
しかし、影響は、受けている。
昨年、テレビで見ましたが、経済産業省の偉い方が、
>日本の金融機関のもっている
証券化商品は、すべて、トリプルA(AAA)なので、大丈夫です~
<(`^´)>
と言っていた。
先日、見たデータでは、AAAは、43%になっている。
1億で買ったものが、4,300万円まで下落している。
個人的には、57%も下落して、
どこが大丈夫なのか、よくわからない。
(・・?
しかし、それ以前の問題がある。
多くの日本の銀行は、
お金を貸すところがないので、投資のまねごとをしている。
また、
昨年、某大手メガバンクのCEOは、消費者金融は、
社会の健全な発展のために必要だと言っていた。
CEOが、公式に発言するのは、どうかなぁ~と思う。
しかも、消費者金融は、社会の健全な発展のために、
あまり必要だとは思わない。
~もちろん、個人的な考えである。
さて、今回のサブプライム危機
(将来、名前が付くでしょう。)
多くの日本の銀行が、なさけないのは、
外資系の証券会社から、すすめられて、
証券化商品を買った。
しかし、買ったものがわからない!!
金融庁に調査するように指示されているが、
さっぱりわからない。
逆に、金融庁さん教えてください
(^^ゞ
となった。
金融庁が調べた。
ホームページに記載されている。
証券化商品の海外原資産比率
CLO CDO
⇒88%
RMBS(住宅ローン債券担保証券)
⇒18%
CMBS(不動産ローン)
⇒20%
LBO(投資ファンド向け)
⇒77%
TOTAL
⇒59%
問題のRMBSの18%が、少なすぎるのは、
ヒアリングベースだからです。
日本の金融機関は、結構持っています。
もし、アメリカの住宅価格が下げ止まらなければ、
これから、損失が、もっとでてくるでしょう。
問題なのは、日本の金融機関が、
自分が買ったものが、何かわからないことにある。
格付け機関の格付けを信じて買ったのだろう。
自分が、買ったものが何かくらいは、
プロなのだから、知っておくべきと思う。
日本の金融機関の奮起を期待します。
余談ですが、
今年になってから、欧米の金融機関について
官民あげて、大丈夫、大丈夫といっている。
金融機関が、大丈夫なのは、当たり前の話です。
その当たり前のことを、あえて言っていることは、
大丈夫じゃないと、常識的に考えるべきでしょう。
投資家は、歴史から学ぶべきだと思う。
おしまいです。
>問題なのは、日本の金融機関が、
自分が買ったものが、何かわからないことにある。
これって、普通ありえないですよね(^^;
お金出しましたけど、私は何を買ったのかしら?お宅ご存知?なーんて。。。
日本の国債も買いたくないなぁ、、と改めて思ってしまいました。。。