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「そのドラマ、何話目でハマる?」Netflixがデータ解析
アメリカ最大手の映像配信サービスで、日本にも今月初めに上陸したばかりのNetflixが、世界中のユーザーデータを対象に「何話目を見て、ドラマのとりこになったか」を解析した結果を発表した。
このデータ解析は、Netflixが配信中の人気ドラマを対象に行ったもので、ユーザーがどのエピソードを見て、番組のとりこに(いわゆるハマッた状態に)なったかを示している。具体的には、該当エピソードを鑑賞したユーザーのうち70%が、シーズン1を見終わっていることが条件で、解析結果は以下の通りとなっている。
●『サイコ前章「ベイツ・モーテル」』...2話
●『ブレイキング・バッド』...2話
●『ハウス・オブ・カード 野望の階段』...3話
●『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』...3話
●『ベター・コール・ソウル』...4話
●『グレイス&フランキー』...4話
●『プリティリトルライアーズ シーズン6』...4話
●『アンブレイカブル・キミー・シュミット』...4話
●『デアデビル』...5話
●『MAD MEN マッドメン』...6話
●『ブラックリスト シーズン3』...6話
●『ママと恋に落ちるまで』...8話
上の結果には、ユーザーがハマッた瞬間は厳密には示されていないが、それぞれのエピソードにおいて、ユーザーが顛末を知りたくなる、あるいは強く印象に残る重要な転機があることが要因になっているのではないかと、Netflixは推測している。
以上の解析を踏まえ、Netflixチーフ・コンテント・オフィサーのテッド・サランドスは、「これまではプライムタイムの貴重な時間帯において、番組を長続きさせるためにパイロットエピソードは最も重要な意味を持つと考えられてきました。ところが、16ヵ国の市場で20を超える作品を対象に行った今回の調査によれば、パイロットを見て番組のとりこになる人はいません。これにより、全話一挙配信は、ファン層の形成に向いた戦略であるという自信を深めることができました」と話している。
ストリーミング映像配信の普及に伴い「イッキ見」という視聴スタイルが広まりつつある中、上のようなデータは、これからイッキ見をする人にとっても大いに参考になる情報と言えそうだ。
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