欧州連合(EU)欧州委員会は、パソコンメーカーが実施した入札に際し、日欧などの光学ドライブメーカー8社が価格カルテルを結び、EU競争法(独占禁止法)に違反したとして、ソニーなど5社に対し合計1億1600万ユーロ(約160億円)の制裁金を科したそうです。
光学ドライブは、DVDなど光ディスクを読み書きするためのパソコン部品で、制裁金はソニーが2100万ユーロ、ソニーオプティアークが980万ユーロ、日立LGデータ・ストレージが3710万ユーロ、東芝サムスンストレージ・テクノロジーが4130万ユーロなどとのことです。
オランダの総合電機大手フィリップスなど3社は、最初にカルテルの事実を通報したとして制裁金を免れたそうです。
欧州委によると、各社は2004年6月~2008年11月にかけて価格カルテルに参加、入札に関する情報交換を行ったそうです。
各社は違法行為であることを認識しており、カルテル参加企業を略称で呼んだり、担当者が駐車場や映画館で密会したりして、カルテルの痕跡を残さないように努めていたようです。
まあ、株価にはあまり影響しないかもしれませんね。
6758:3,414円、 6501:681.6円、 6502:337.4円