ヒロろんさんのブログ

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雑談


 朝夕の風の音が、秋の気配を感じさせてくれるようになりました。

 さて、南の海上には非常に強い台風15号と16号が発生していますが、株式マーケットにも『夏の大嵐』が襲来し、暴風雨真っ只中といった様相です。


 昨晩のNY市場も大幅安となっており、NYダウは530ドル(3.1%)安の1万6459ドル。週間の下げ幅は1017ドルに達し、金融危機が深刻化した08年10月上旬(6~10日の週)以来、6年10ヶ月ぶりの大きさです。


 中国・上海市場が連日で大きく下落し、加えて原油価格が一時心理的な節目の40ドルを割り込んで約6年5ヶ月ぶりの安値水準となるなど世界経済の減速への懸念が一段と強まっていることが背景にあります。


 円相場は1ドル=122.00円前後と東京市場の金曜日の3時現在の123.00円前後から1円ほど円高となっており、原油価格は1バレル=40.45ドル。注目のシカゴ日経先物は1万8970円と東京市場の週末の終値1万9435円よりも465円安い水準となっており、週明けの東京市場も朝方から売りが先行して大きく下落することが想定されます。


 こうなりますと最も気になるのが今後の展開、下値メドかと思います。注目したいのは、的中率の高い黄金分割で計算した下値メドです。この度の上昇相場は昨年の秋の10月17日の安値1万4529円から今年の6月24日に付けた瞬間高値2万0952円まで値幅にして6423円という上昇を演じていますが、この上げ幅をもとに黄金分割で下値メドを計算しますと1万8499円、すなわち1万8500円どころとなります。


 さらに週末には、これも的中率が高い訳ですが、騰落レシオが81%となっている点も見逃せません。この見方は「レシオ80%割れからそろそろ仕込みの準備に入り、レシオ70%前後は底値ゾーン」となります。従いまして、騰落レシオがあと10ポイントほど低下したタイミング、ここも注目の水準となります。


 この時期はヘッジファンドを含めた海外需給要因で相場は下押しする傾向があり、私aquaは「夏の大嵐」と前々から申し上げてきました。下げ局面では心理的にも弱気になり、どうしてもネガティブなものの見方となりがちですが、それでも多くの見方が弱気に傾いた時に相場は底打ちするのが常です。


 株式投資という観点からは「安く買えるという事実」、これが何よりの好材料となり、これをビッグ・チャンスとして巨額の財を築いたのが「ウォーレン・バフェット」です。彼のスタンスは徹底した「野も山もみな一面の弱気なら、阿呆になって買いのタネまけ」です。


 これまでもそうでありましたように嵐はいずれ去ります。『稼ぎ時は弱気相場にあり!』であり、この点をしっかりと踏まえて前向きに臨みたいところです。

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