ヒロろんさんのブログ
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本日の市況
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【1】今日の相場
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◎日経平均
18095.40(- 70.29)▼0.39%
◎TOPIX
1465.99(- 12.12)▼0.82%
◎売買高概算 29億3995万株
◎売買代金概算 2兆9654億円
◎時価総額 528兆6269億円
◎値上り銘柄数 339
◎(年初来)新高値 9
◎値下り銘柄数 1482
◎(年初来)新安値 88
◎変わらず 74
◎騰落レシオ(25日)
81.85%(前日比4.53%低下)
◎サイコロ(日経平均) 3勝9敗
●●●●●●○○○●●● 25.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-8.73%
75日線比-10.40%
◎為替
(対 ド ル)120.04(前日比0.01円高)
(対ユーロ)135.39(前日比0.51円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
241.3円(+ 1.3円)32334万株
2.三菱UFJ<8306>
767.1円(- 9.9円) 9399万株
3.日本金属 <5491>
177円(- 5円) 9029万株
4.東電 <9501>
788円(+ 7円) 7759万株
5.東芝 <6502>
349.7円(- 13.8円) 6357万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
13840円(- 120円) 4220億円
2.トヨタ自 <7203>
7015円(+ 15円) 969億円
3.みずほ <8411>
241.3円(+ 1.3円) 776億円
4.三菱UFJ<8306>
767.1円(- 9.9円) 721億円
5.日経Wイン<1357>
3225円(+ 15円) 676億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1490万株 買い680万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続安、70円(0.39%)安の1万8095円で取引終了です。昨晩のNYダウが中国の景気指数である8月のPMIの悪化を嫌気して469ドルの大幅安となったことを受け、朝方から幅広い銘柄に売りが優勢。寄付き直後には下げ幅が308円となって1万7857円まで下押しする場面がありました。
8月26日に付けたザラ場安値1万7714にあと143円に迫りました。ただ、その後は安値買いを意識した買いが入って徐々に下げ幅を縮小。上海市場が一時プラスに転じたことも買いを誘い、12:36には上げ幅が301円となって1万8467円まで上昇。安値からの上げ幅は610円に達しました。
引けにかけては上海市場が再びマイナスに転じるのと連動してマイナスに転じています。売買代金は概算2兆9654億円、上海総合指数は6ポイントの小幅安で3160です。
業種別では、陸運、医薬品、倉庫、空運が堅調。石油、非鉄、鉄鋼、商社、海運といった市況関連の下げが目立ちます。
個別銘柄では、大日印傘下の書店チェーンの文教堂GHDが6日連続高で35円高の665円と9年半ぶり高値水準まで上昇しています。7月16日に開かれた第153回芥川賞選考会でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの「火花」の受賞が決まり、書籍の売り上げ増につながるとの思惑から買いが入っています。「火花」の累計発行部数は200万部を突破しています。
川田テクノロジーが285円高の4300円と昨日の315円高に続いてい連日の大幅高。同社は鋼材を主材料とした橋梁の設計・製作・建設工事を手掛け、ロボット関連としての側面もあります。リニアトンネル工事受注の佐藤工業を持分法適用会社としており、材料視した買いが継続しています。
ゲームセンター景品の企画販売主力のエスケイジャパンが51円高の269円、医療用漢方薬で国内シェア8割超のツムラが231円高の2786円、福井地盤のドラッグストアのゲンキーが440円高の6590円。
基礎・地盤改良など特殊土木大手の日特建設が32円高の546円、梅田エリア再開発の阪急阪神HDが41円高の741円、電炉向け黒鉛電極など炭素製品大手の日本カーボンが16円高の304円、オフィス家具大手のイトーキが44円高の871円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、福田組、エスケイジャパン、イトーキ、ニチモウ・・・等々です。
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【2】主な投資判断
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[クレディS証券]
引上げ B→A
(4540)ツムラ 3,000→ 3,100円
据置き A
(5333)ガイシ 3,690→ 3,550円
据置き C
(4062)イビデン 1,950→ 1,880円
[JPモルガン証券]
新 規 A
(9024)西武HD 3,400円
[バークレイズ証券]
据置き A
(9005)東急 920→ 940円
引上げ B→A
(9042)阪急阪神 760→ 850円
[三菱UFJMS証券]
引上げ B→A
(9749)富士ソフト 2,520→ 2,420円
[みずほ証券]
据置き A
(7951)ヤマハ 3,100→ 3,200円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】本日の経済指標等の結果
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◎マネタリーベース
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8月末時点のマネタリーベース(資金供給量)は、前月末から1兆7千億円増加し、13カ月連続で過去最高を更新しています。
ちなみに、マネタリーベース(資金供給量)とは、世の中に出回っている現金(紙幣および硬貨)と、金融機関が預金の払い戻しなどに備えて日銀に預けている日銀当座預金の残高の合計で、日銀の金融緩和策はマネタリーベースの膨張を主眼に置いています。
◎豪GDP
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4~6月期のオーストラリアのGDPは前期比0.2%増で、1~3月期の0.9%増から減速し、市場予想(0.4%増)も下回りました。
◎ユニクロ売上高
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ファーストリテイリングが発表したユニクロの8月の国内既存店売上高は、前年同月比2.5%増で、3カ月ぶりに前年実績を上回りました。
また、客単価が23カ月連続で伸びましたが、来店客数は3カ月連続で前年割れとなっています。
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【4】ブラックスワン戦略
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2007年4月の刊行で、その後のサブプライム問題の顕在化とリーマンショックの発生で大きな注目を集めた「ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質」という本があります。
著者のナシーム・ニコラス・タレブ氏は不確実性科学を専門にする大学教授にして20年超のキャリアを持つトレーダーであり、ヘッジファンドの顧問も務めた人物です。
ちなみに「ブラック・スワン」とは文字通り黒い白鳥のこと。白鳥の色は白、そのことを疑う者などいなかった昔の西洋で、オーストラリア大陸の発見と同時にそこには黒い白鳥が存在することが分かり、白鳥は白いという常識はある日突然常識ではなくなってしまいます。
この逸話に由来する「ブラック・スワン」は、ありえない事象、誰も予想しなかった事象の比喩として使われています。
副題に「不確実性とリスクの本質」とあるこの本はサブプライム問題が表面化する以前に書かれたもので、ブラック・スワンには以下の三つの特徴があるとしています。
1)予測不能な極端な現象
2)発生すれば広範囲に多大な影響を及ぼす
3)いったん起きてしまえば、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初から分かっていたような気にさせられたりする
黒い白鳥が舞い降りただけでそれまでの常識が覆される現実世界のもろさ。さらに、説明のつくブラック・スワンには過剰反応し、説明のつきにくいブラック・スワンは無視され、それが後々重大な結果をもたらすと、著者は説明します。
ちなみに、発生の可能性は低いが発生すれば大きな損失が発生してしまうリスクを「テールリスク」と呼び、これも「ブラック・スワン」と同じような意味でつかわれます。
つまり「ブラックスワン戦略」とは、テールリスクに備える保険戦略であり、「ありえないなんてことはありえない」・「想定外をも想定する」という観点に立脚しています。
当たり前のことですが、相場は上げ下げします。別の見方をすれば、相場は投資家に売り場も買い場も提供しています。その相場の周りには、売り場や買い場を、様々に解釈する投資家がいます。
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