ヒロろんさんのブログ

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ドイツ投資



世界で初めて公的年金、 保険制度を導入した国で多くの国が模範とした。

工業製品輸出額、貿易黒字額、 海外旅行客数などは世界一であり、 アメリカ、中国、日本に次いで 世界第4位のGDPを誇る経済大国・・・・

そうヨーロッパの独り勝ちとされるドイツだ。


今回の記事では、 そんなドイツの先進的といわいている 少子化対策についてまとめていこうと思う。





日本よりはるかに進んだ対策を導入しながら、 少子化問題が実は大きな問題となっているのだ。 移民の大規模輸入がなければ実は厳しいところまできている。

・待機児童ゼロ
・全日制保育園への入園権利

さらに家庭にとどまる場合は現金を支給するというものまである。




ユーロ危機の中で、大きな考えをしめしたものだ。

しかし本当に実体が伴っているのかどうか・・・・



ドイツの合計特殊出生率は実は意外なことに
日本とほとんど同じ水準である。

しかし国内総生産(GDP)に占める家族関係の歳出は フランスと同じくらいであり 日本も大きくしのぐのに対して、 不思議なことに成果が上がらない・・・


実はここにドイツの問題をとくヒントがある。




労働政策と家庭政策がマッチしていないということが 数字からも読み取れるようになっているということだ。 女性の意識変化に政府や社会がついていけてないということも あるのだろう。

粗婚姻率はどんどん下がり非婚が深刻な日本の
数字までも大きく下回ってしまっている。

今のドイツでは もはや労働力を緊急輸入しなくては非常に厳しい 製造業は職業訓練制度で競争力をそれまで維持してきた、 それが世界屈指の力となった。
労働力が無く、これから先はどうなるのか・・・・


交通インフラについても問題が山積みだ。
国内の鉄道
通信網
高速道路
実はドイツでは老巧化問題もつきまとっている。



それも経済研究所の発表では、緊急投資が必要だということだ。



「ドイツはユーロバブルで経営黒字を汲み上げたのでは?」





そうなんです、 それらの資金は国外投資に浪費してしまい、 いまやインフラの維持だけでも追加投資が必要になっている。


まるでそれは、得た資金で頭金としマイホームを買い、 ローンを組みながら 今度は別荘にまで手を出しているようなもの。

まずは足元を固める必要があるのではないだろうか。



そのときだけよくてもお金の使い道を知らなければ 結局お金はなくなってしまう。

他国に投資をする場合でも、 今がいいからといって、これから先もいいとは限らない。

逆に今がダメだからといって、
これから先も悪いとは限らない・・・・


やはり先見性は大切なのである。
その力を少しでもつけるために、我々の脳は使われるのを待っている。




・少子化論: なぜまだ結婚・出産しやすい国にならないのか

・人口学への招待―少子・高齢化はどこまで解明されたか (中公新書)
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