ヒロろんさんのブログ

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概況



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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17764.04(-  2.51)▼0.01%

□ナスダック       
5013.87(-  7.76)▼0.15%

□S&P500      
2080.15(+  0.87)△0.04%

□ダウ輸送株       
8307.34(- 27.34)▼0.33%

□半導体株(SOX)    
711.60(-  0.77)▼0.11%

□NY原油先物(7月限)   
60.14(+ 2.00)

□NY 金先物(8月限) 
1177.60(+ 4.00)

□バルチック海運指数    
612   (+  2)

□為替      
(対ドル)124.32(前日比0.21円高)
        
(対ユーロ)140.17(前日比0.44円高)

□CME日経225先物 
20080(+ 30)※大阪先物比



 9日のNY株式市場は、上昇する場面もありましたが利上げへの警戒感から前日終値付近で取引を終了しました。

 ダウが前日までの3日続落で300ドル超下げていたこともあって値ごろ感からの買いが入りダウはプラス圏で推移する時間帯がありましたが、利上げ懸念が重石となり相場の上値を圧迫しました。

 この日発表された4月の求人件数は統計を開始した2000年以来の高水準を記録し、5月の中小企業楽観度指数は昨年12月以来の高水準となるなど、景気の良さを示す経済指標の発表が相次ぎましたが、今の相場では良好な経済指標は利上げ懸念に直結し、金利上昇による景気鈍化を警戒して買いが萎みました。

 ダウは小幅ながら4日続落し、4月2日以来およそ2カ月ぶりの安値水準。ナスダックも小幅安で2日続落、5月13日以来ほぼ1カ月ぶりの安値で取引を終了しました。S&P500はプラスを維持し4日ぶり反発です。

 S&P業種別指数では、生活必需品(日用品、タバコ等)や金融などが堅調だった一方、金利上昇局面で下げやすい通信や公益などが軟調でした。

 個別銘柄では、オンライン動画配信のネットフリックスが上昇。同社は米俳優のブラッド・ピッドと共同で映画を製作し独占配信すると伝わり、日本での事業展開では吉本と提携するなど話題が相次ぎました。株式分割への期待も買いにつながっています。また、ウェルズ・ファーゴやバンカメなど、金利上昇が収益改善につながる銀行株が総じて堅調でした。

 好調な業績を手掛かりにスポーツウェアのルルレモン・アスレティカが大幅高。一部事業の売却を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)がしっかりでした。一方、業績見通しが嫌気されたサウスウエスト航空が大幅安。アップルやマイクロソフト、グーグルなども軟調でした。

 ダウ構成銘柄では、プロクター&ギャンブル、キャタピラー、アメリカン・エクスプレス、JPモルガン、ビザなどが上昇した一方、ディズニー、マクドナルド、ボーイング、ゴールドマン・サックス、ホームデポなどが軟調でした。

 NY原油先物(WTI)は、需給改善観測で買いが優勢となり大幅反発で取引を終了。NY金先物は続伸です。





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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は前日比360円安で3日続落、5月15日以来の25日線割れで取引を終了しました。

 尚、昨日の日経平均株価のローソク足は比較的長い陰線となりましたが、今年に入り長めの陰線を引いたのは、例えば2月3日、3月10日、3月31日、4月30日などがそうですが、いずれもその直後あるいは数日後には反転上昇に転じています。また、需給の節目となりやすいSQが近いこともポイントです。

 CME日経225先物(円建て)は2万0080円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0096円と比べ16円安い水準です。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0395円 5日線

 2万0375円 一目転換線

 2万0359円 窓上限(6月8日安値)

 2万0104円 25日線

☆2万0096円 昨日終値

 2万0080円 CME日経先物

 2万0000円 心理的節目

 1万9956円 一目基準線

 1万9837円 13週線



◆本日の経済指標は、

◎4月の機械受注統計(08:50発表)

 機械受注では民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が注目されます。

 3月は前月に比べ2.9%増で3カ月ぶりにプラスに転換しましたが、4月は1.5%程度の減少が予想されており、再びマイナスに転じる見通しです。



 その他、国内では5月の企業物価指数やエルニーニョ監視速報が発表される予定です。海外では5月の米財政収支、週間の米石油在庫統計や住宅ローン申請指数が発表されます。



◎主な決算発表
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 11:00 コーセル(6905)

 15:00 東建コーポ(1766)
       ドクターシーラボ(4924)
       東京楽天地(8842)



◆その他のトピックは、昨年度の国の税収・2兆円を超す規模で上振れか、横綱に「インバウンド消費」と「北陸新幹線」・上期ヒット商品番付、ギリシャが新たな打開策提案、アシアナが2つ目のLCC、5月の工作機械受注額15%増・20カ月連続増、1~3月の世界の半導体製造装置販売6%減、米産牛
バラ肉が大幅安、野菜の値下がり続く、日銀がETFを370億円買い入れ。

 コマツが豪州鉱山向け超大型ダンプ55台を一括受注、カローラの国内累計販売台数が1000万台超え、伊藤園が農業法人に出資、田淵電機が電源部品を増産、松坂屋が名古屋店にヨドバシ誘致、サンリオが米娯楽施設に出店、サクークルKサンクスでカーシェア、良品計画が別荘になる小屋発売、カシオのデジカメ事業が採算改善見通し、角川ドワンゴが会長と社長を入れ替える人事。

 日本紙が資産売却でM&A資金調達、TOKAIはCB発行で100億円、GMOペイメントゲートウェイが第三者割当増資で80億円、東芝プラと東芝テックも2段階で株主総会、ガンホー(ジャスダック)が東証に上場市場の変更を申請、コマニー(名証2部)は東証2部へ、米久が今期営業益予想を上方修正、Rフィールドの前4月期決算27%増益、日ビューホの前4月期は40%増益、ペプドリが6月末現在の1株を4株に分割、丹青社が7月末現在の1株を1.5株に分割・・・等々。




◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 11日(木)

 4~6月期の法人企業景気予測調査
       
 週間の対内証券売買契約
       
 5月末の東京都心オフィス空室率
       
 4月の産業機械受注額
       
 5月の投信概況
       
 5月の中国工業生産高・小売売上高・固定資産投資など
       
 5月の米小売売上高
       
 5月の輸出入物価指数
       
 4月の米企業在庫


 12日(金)

 メジャーSQ
       
 4月の第3次産業活動指数
       
 4月の鉱工業生産指数確報・稼働率指数
       
 4月のユーロ圏鉱工業生産
       
 6月の米消費者態度指数速報値
       
 5月の米卸売物価指数


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >
  下げ続けて来た時は小底入れとなる日

 <相場高低判断>
  波乱あるも下押し強し
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