ヒロろんさんのブログ

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概況


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      

17905.58(-170.69)▼0.94%


□ナスダック       

5059.12(- 40.11)▼0.79%


□S&P500      

2095.84(- 18.23)▼0.86%

□ダウ輸送株       

8436.90(- 73.14)▼0.86%


□半導体株(SOX)    

725.81(-  6.89)▼0.94%

□NY原油先物(7月限)   

58.00(- 1.64)


□NY 金先物(8月限) 

1175.20(- 9.70)

□バルチック海運指数    

603   (+  5)

□為替      

(対ドル)124.41(前日比0.13円安)
        

(対ユーロ)139.64(前日比0.29円高)

□CME日経225先物 

20445(- 55)※大阪先物比



 4日のNY株式市場は、利上げへの警戒感で売りが優勢となり反落しました。

 前日の欧州中央銀行(ECB)による物価見通しの引き上げと、ドラギECB総裁が長期金利の変動幅拡大を容認するよう発言したことの影響が残り、欧州の債券市場でドイツの国債が一時急落(金利は急上昇)し、欧州株が下げ幅を拡大。加えて、ギリシャの一部債務の返済期日を控えて懸念がくすぶっていることからNY株も売りが先行しました。

 この日発表された週間の新規失業保険申請件数は3週ぶりに改善しほぼ市場予想どおり。5月の米企業人員削減数も大幅に縮小。1~3月期の米労働生産性指数改定値は大幅な下方改定となり、労働コストが上昇し物価上昇が急速に進む可能性を示唆しましたが、いずれも発表直後の相場の反応は限定的でした。

 国際通貨基金(IMF)が米連邦準備理事会(FRB)に対し利上げを来年前半に先送りすべきだと提言したことで、欧米の長期金利の上昇が一服し、NY株も下げ幅を縮小、ダウはプラス圏に浮上する場面がありました。

 しかし、この日発表された雇用指標や生産性指標はいずれも利上げを後押しする可能性があり、明日の雇用統計が上振れすれば利上げが早まるとの警戒感が強まり、NY株は引けにかけて再び下げ幅が拡大しました。ダウは5月7日以来、約1カ月ぶりに1万8000ドルを下回って取引終了です。

 S&P業種別指数は全10業種が下落。素材(資源等)やエネルギー、資本財(重工業等)などの下落が顕著でした。


 個別銘柄では、経営統合に向けて協議を行っていると報じられた携帯電話のTモバイルUSと衛星テレビのディッシュ・ネットワークがともに上昇。その一方で、競争が激化するとの懸念で通信大手のベライゾンが下落。アナリストがベライゾン株の投資判断を引き下げたことも嫌気されました。

 破産申請の報道でレアアース大手のモリコープが急落し、その他の資源株も軒並み下落しました。アナリストが投資判断を引き上げた通信のAT&Tはしっかり。収益の落ち込みは懸念されたほどではないとの見方からウィン・リゾーツやラスベガス・サンズなどのカジノ株は買い戻しで値上がりました。

 ダウ構成銘柄で、プラスを維持したのはゴルードマン・サックスのみで、デュポン、ベライゾン、ボーイング、シスコシステムズ、アメリカン・エクスプレス、メルクなどが下落率上位となっています。


 NY原油先物(WTI)は続落。今回の石油輸出国機構(OPEC)総会では生産枠が維持され、需給の緩みは当面続くとの見方が原油相場を圧迫しました。NY金先物も軟調な展開が続いており、終値としては5月1日以来、約1カ月ぶりの安値で取引を終了しました。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は14円高で3日ぶりに上昇。上海株は一時5%超の下落となりましたが、安値から切り返して年初来高値を更新しています。

 一方で欧米株は金利上昇懸念が重石となり下落。CME日経225先物(円建て)は2万0445円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0488円と比べ40円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0655円 直近高値(5月28日)


 2万0527円 5日線


 2万0500円 心理的節目


☆2万0488円 昨日終値


 2万0486円 一目転換線


 2万0445円 CME日経先物


 2万0278円 窓下限(5月22日高値)



◆本日は、

◎4月の景気動向指数速報(14:00発表)
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 景気動向指数(CI、2010年=100)は、複数の経済指標の動きを統合して算出される景気指標で、景気がどのくらいの強さで回復や後退しているのかを示し、景気の現状を示す「一致指数」と数カ月先の景気を示す「先行指数」があります。

 3月の一致指数(改定値)は前月との比較で3カ月ぶりに悪化しましたが、本日発表の4月(速報値)は前月比1.5ポイント程度の上昇が予想されています。

 今後の景気を占う上で注目される先行指数は1.3%程度上昇する見込みで2カ月連続の上昇予想となっています。




◎5月の米雇用統計(日本時間21:30発表 ※NY市場取引開始前)
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 4月の非農業部門の雇用者数の伸びは速報ベースで前月比22.3万人増となり、5月も同程度の伸びが予想されていますが、先に発表されたADP雇用報告が市場予想を上回ったため、雇用統計も上振れを予想する向きが増えています。

 5月の失業率は前月から横ばいの5.4%、平均受給は小幅な伸びにとどまる予想となっています。
 



 その他、国内では5月上中旬の貿易統計、海外ではユーロ圏の1~3月期GDP改定値、4月の米消費者信用残高の発表が予定されています。イベントとしては石油輸出国機構(OPEC)総会、ギリシャがIMFへの3億ユーロの返済期日を迎えます。



◎市場変更
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 サイネックス(2376) ジャスダック → 東証2部


◎主な決算発表
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 08:00 鳥貴族(3193)

 15:00 カナモト(9678)

 15:30 サムコ(6387)



◆その他のトピックは、高齢者に地方への移住を提言・創成会議、資産に応じて医療や介護の負担額設定・骨太方針原案、スカイマークの最大債権者がデルタに連携要請、公職選挙法改正案が衆院で可決・17日成立へ、ロシアの新車販売4月は4割減、鉄鉱石が大幅安・中国の需要鈍く8年ぶり水準。

 住友ゴムとグッドイヤーが提携解消、米でウイスキー増産・キリンとサントリー、半導体製造装置7社の受注4~6月は3四半期ぶり減少、車名別販売5月首位「アクア」・軽は「N-BOX」、コニカミノルタが複合機使いマイナンバー簡単管理、タカラトミーがドコモと会話ロボ開発、野村が主要企業の今期経常益見通しを下方修正・大和は上方修正。

 積ハの2~4月純利益45%減、クミアイ化11~4月純利益31%増、米ブラックロックが九州電株5%超取得、ネクストが楽天に第三者割当増資、モロゾフの2~4月経常11%増、綜合臨床HDの3Q累計経常は9%増、くらの上期経常6%増、クミアイ化の上期経常17%増、マザーズ年初来高値、ジャスダック市場の時価総額1年4カ月ぶりに10兆円突破・・・等々。



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 相場の分岐を司る重要日

 <相場高低判断> 下げそうで下がらぬ




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