ヒロろんさんのブログ

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本日の市況



 半世紀ほど前の話になりますが、1961年からの10年間に国民所得(国民総生産)を倍増させることを目標に掲げた「国民所得倍増計画」は1960年12月27日に閣議決定されました。

 1964年には東京でアジア初となる夏季オリンピックを国家プロジェクトとして成功させ、日本経済は年平均11%の高成長を持続、所得倍増は10年を待たずわずか7年で達成しました。

 日経平均株価が1960年12月21日から翌年1月11日にかけて最長不倒の14連騰を記録したのには上記のような時代的背景があります。

 先ごろも日経平均株価は12日連続という歴代3位タイの長期上昇を記録しましたが、経済成長への期待、オリンピック開催前の気分の高まりといった点で当時と似通った部分があります。

 違う点を挙げるとすれば、例えば現状では国と東京都が施設整備などでゴタゴタしていることなどです。一丸となってオリンピックという目標に向かった当時と違い、今はそうでもないという印象を受けます。

 オリンピック・イヤーの2020年まではあとわずかな時間しかありませんが、せっかく高揚しかけた気分を盛り下げないよう祈るばかりです。





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  

20488.19(+ 14.68)△0.07%


◎TOPIX  

1673.89(+  3.90)△0.23%

◎売買高概算   24億9494万株
◎売買代金概算   2兆6911億円
◎時価総額   600兆3417億円

◎値上り銘柄数 994  

◎(年初来)新高値 200
◎値下り銘柄数 751  

◎(年初来)新安値   3
◎変わらず   140

◎騰落レシオ(25日)

111.40%(前日比2.36%上昇)

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 

○○○○○○○○○●●○ 83.3%

◎カイリ率(日経平均) 

25日線比+2.20% 

75日線比+5.02%

◎為替  

(対 ド ル)124.21(前日比0.06円安)
     

(対ユーロ)139.70(前日比1.41円安)

◎出来高上位

1.みずほ  <8411> 

269.1円(+  2.3円)24760万株


 2.東電   <9501>  

710円(-   36円)19781万株


 3.三菱UFJ<8306> 

924.3円(+ 10.6円) 7845万株


 4.板硝子  <5202>  

142円(+    2円) 6971万株


 5.神戸製鋼 <5406>  

233円(-    1円) 5349万株

◎売買代金上位

1.東電   <9501>  

710円(-   36円) 1466億円


 2.三菱UFJ<8306> 

924.3円(+ 10.6円)  724億円


 3.日経レバE<1570>

18040円(+   10円)  697億円


 4.みずほ  <8411> 

269.1円(+  2.3円)  666億円


 5.ソフトBK<9984> 

7348円(-   87円)  658億円



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1170万株 買い1110万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日ぶり上昇、14円(0.07%)高の2万0488円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが64ドル高となったこと、円相場が対ユーロで1ユーロ=140.00円前後と140円台に乗せて約5ヶ月ぶりの円安に振れたことを好感して朝方から買いが先行。9:12には上げ幅が78円となる場面がありました。ただ、買い一巡後は注目の明日の5月米雇用統計の発表を控えて手控え気分が強まり、引けにかけては上げ幅を縮めています。売買代金は概算2兆6911億円、上海総合指数は37ポイント高の4947と5000に接近してきています。

 業種別では、保険、証券、銀行、土石、空運などが高く、電力ガス、水産、倉庫、陸運などが下げています。

 個別銘柄では、三菱UFJが10.6円高の924.3円、みずほFGが2.3円高の269.1円、三井住友FGが103円高の5677円。地銀株では横浜銀が8.7円高の763.9円、ふくおかFGが10円高の667円、千葉銀が9円高の967円となるなど銀行株が軒並み高。日米欧の長期金利が今年に入ってからの最高水準で推移しており、超低金利下での利ざや縮小に歯止めがかかるとの思惑から買いが入っています。

 マツダが56円高の2717.5円と値を上げています。昨晩の海外市場で円相場が対ユーロで1ユーロ=140.00円前後と140円台に乗せ、約5カ月ぶりの円安水準となったことを手掛かりに欧州売上高比率の高いマツダ株への買いが入っています。

 インフォテリアがストップ高、80円高の316円と年初来高値を更新です。昨日にスケジュール管理や備忘録などに使うアプリが米アップル社の腕時計型端末「アップルウオッチ」に対応したと発表。対応による利用者の拡大を期待した買いが入っています。

 三菱重が10.8円高の802円と値を上げて昨年来高値を更新。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が19年にロケットの発射基地を種子島宇宙センターに新設し、これまでの2倍以上の年間10機以上の打ち上げに対応できるようになると報じられ、航空宇宙関連として物色の矛先が向かっています。

 第一生命が141円の大幅高で2379.5円と年初来高値を更新。長期金利が上昇しており、運用利回りの拡大期待から買いが入っています。PBR(株価純資産倍率)が1倍以下と解散価値を下回る割安となっていることで見直し買いも入っています。

 その他、緊急感染症患者の隔離搬送用カプセルやベッド用簡易隔離ユニットを手掛け、2日連続ストップ高となっていたエアーテックが本日も大幅高で95円高の981円、アルミ2次合金地金で国内トップの大紀アルミが24円高の444円と5%を超える大幅高。

 銀座の老舗百貨店の松屋が116円高の2227円、中国人に人気のウォシュレットのTOTOが83円高の2136円、猛暑関連として伊藤園が107円高の2880円といずれも昨年来高値を更新です。

 本日の新高値銘柄は、サカタのタネ、東急建、大林組、伊藤園、カゴメ、日清紡、トヨタ紡織、住友化、東ソー、クミアイ化、住阪セメ、TOTO、森精機、三菱重、スズキ、松屋、第一生命・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[UBS証券]
 据置き   A

(6383)ダイフク  1,900→ 2,400円

[ゴールドマンS証券]
 引下げ B→C

(8031)三井物産   1,550円

[野村証券]
 据置き   A

(4021)日産化学   2,500→ 3,200円


 据置き   B

(2193)クックパッド   2,350→ 5,400円

[SMBC日興証券]
 据置き   A

(2432)DeNA   1,700→ 3,100円


 据置き   A

(5233)太平洋セメント  450→  460円


 引下げ A→B

(5232)住友大阪セメント   430→  480円


 引下げ A→B

(5463)丸一鋼管   3,400→ 3,500円


 引下げ B→C

(7731)ニコン   1,310→ 1,000円

[三菱UFJMS証券]
 新 規   B

(8035)東京エレクトロン  7,800円


 引下げ B→C

(7735)スクリーン   900→  740円


 据置き   C

(6857)アドバンテスト   1,200→ 1,090円

[みずほ証券]
 据置き   A

(1925)大和ハウス   2,650→ 3,400円


 据置き   A

(6856)堀場製作所   5,200→ 5,600円

[大和証券]
 引上げ 3→2

(6371)椿本チエイン  1,000→ 1,350円


※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】6月の株主優待                       **
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 6月決算銘柄の権利付最終売買日は25日ですが、参考までに6月決算銘柄の株主優待をいくつかご紹介させていただきます。尚、最低投資金額は昨日終値ベースで計算した概算値です。



(コード) (銘柄)  

 (優待内容) (最低投資金額)

 2268 サーティワン

  自社製品引換券   約44万円

 2305 スタジオアリス

  株主写真撮影券   約23万円

 2702 マクドナルド

  優待食事券     約27万円

 2752 フジオフード

  食事券またはコシヒカリなど 約29万円

 3091 ブロンコB

  食事優待券またはコシヒカリ 約51万円

 4985 アース製薬

  自社製品詰合わせ   約46万円

 6866 HIOKI

  信州りんご(発送は12月) 約25万円





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【4】本日の経済指標等の結果                   **
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◎週間の対外及び対内証券売買契約等の状況

  5月24~30日分

   

  海外投資家

  +5742億円(+5641億円)※4週連続買い越し




◎週間の投資部門別株式売買状況

  5月第4週(5月25日~29日、日経平均298円高)

  

  個人投資家

  -4658億円(-5958億円)※4週連続売り越し

  

  海外投資家

  +3970億円(+4375億円)※4週連続買い越し

  

  信託銀行

  + 584億円(- 635億円)※9週ぶり買い越し


  ※マイナスが売り越しで、プラスが買い越し、カッコ内は前週の状況。




 毎年の恒例となっている米アップルの開発者会議「WWDC」が来週8日から12日までの日程で開催される予定です。WWDCでは毎回、新しいサービスや製品、新機種などが発表されるため、市場関係者にとっても注目度の高いイベントです。なぜ注目されるかというと、スマホであったり、アプリであったり、ハードに組み込まれる部品であったり、アップルが作り出す市場は巨大だからです。




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