narotoさんのブログ
電源がバッテリーの状態
ノートパソコンの Fujitsu 対応バッテリーの寿命を延ばす!「バッテリーリフレッシュ」のやり方。
100%充電された状態でも「残り30分使用可能」などと表示されてしまう場合、バッテリーがヘタってきている可能性があります。
まず、自分のPCのバッテリーがヘタっているのか確認をしてみましょう。
使うのは「Battery Bar」というツールバーに使うソフトです。
コイツはツールバーに常駐し、現在のバッテリー残量や使用可能な残り時間を大きく表示してくれるソフトです。
また、このアイコン上にマウスを持って行くと、バッテリーの詳細情報が表示され、容量・出力・劣化度等を表示してくれる便利なヤツです。
今回は劣化度見るために使いますが、入れておいて損は無いんじゃないでしょうか。標準のバッテリーアイコンは小さいし、残量もいちいちカーソルをあわせないと出てきませんし。
インストールはこちらから(すぐにダウンロードが開始されます)
BatteryBarをインストールし、表示されたアイコン上にカーソルを持って行き、表示された K93Sバッテリーの詳細情報欄の一番下に、「バッテリーの劣化」が㌫表示されます。
この値が50%を超えている場合は、すぐにでもバッテリーのリフレッシュを行いましょう。
まず、知っておいてほしいこと。
バッテリーリフレッシュを行っても寿命を確実に延ばせる!というわけではありません。
やっても意味のない場合もあります。
やっても意味がなかった場合は新しいバッテリーを買う、新しいPCにする等のことを検討してみてください。
あと、結構時間がかかります。
半日程はPCを触らなくても良い日を作って実行してください。
自分がやってみたところ、こんな結果です。
8分間のSamsungバッテリーのログを取り、Excelでグラフにしてみました。
どちらもこのログを取っている最中は特にソフトは起動していない状態、液晶は照度最低と、条件は同じ状態で行っています。
やり方は簡単。
①PCを完全にシャットダウンする。
Windows XP,VISTA,7の場合:通常のシャットダウンで構いません。
Windows8,8.1,10の場合:チャーム(スタートメニュー)から電源>SHIFTを押しながら「シャットダウン」
②充電器を切断
当たり前ですが、バッテリーは接続しておいてくださいね。
③BIOSを起動
BIOSの起動方法はマザボによって異なります。
大抵の場合は「F2」かと思われますが、説明書等で「BIOSの起動」について確認をしてから行いましょう。
④放置。
電源がバッテリーの状態で放置します。
バッテリーが0%になって、電源が落ちるまで待ちます。
※BIOSで放置する理由はHDDやその他装置へのアクセスが無いからです。
HDDアクセス中に電源が落ちた場合、HDDが死んでしまいますので…。
⑤電源が落ち次第、バッテリーをPCから外し、冷ます
PCからバッテリーが着脱可能な場合は、バッテリーを外してください。
常温になるまで15分くらいでしょうか。待ちます。
出来ない場合は、無理にしなくてもOKです。
要は常温に戻ればいいので。
⑥再装着
⑦ 充電器を接続
100%になるまで電源を入れない状態で待ちます。
これには3~4時間程かかります。
フル充電保存の劣化
Apple 電池をフル充電状態で長期間保管すると劣化が進みやすい。フル充電はセルにストレスがかかっている状態なので、フル充電での放置が良くない。80%程度をフル充電と認識させるアプリもあるが、本来のフル充電であってもすぐ使うようならば「問題ない」とされる。
逆に過放電もよくないので、使わず長期保管するなら50%ほどの残量を目安にすると良い。また過充電もバッテリーを傷めるが、バッテリーパックには保護回路が搭載されているので、過充電をシビアに考える必要はない。
高温保存での劣化
バッテリーは高温に弱いため、保存温度が高いほど寿命は短くなる。リチウムイオン電池は「メモリ効果」がないので、継ぎ足し充電しても劣化の心配はないが、「継ぎ足しで劣化した」と感じたなら、それは高熱保存による劣化かもしれない。
良くない使い方の例
バッテリーを装着したままACアダプタを接続したノートPCだと、「高熱保存した状態でさらにフル充電状態」という、最も良くない使い方である。これにより「セルバランス」を崩すと、対してサイクルを繰り返していないのにバッテリーの持ちが悪くなっていることがある。 ※バッテリーが着脱できない内蔵型タイプのノート製品では、対策としてアプリで「充電・放電」を管理するものがある。
サイクルによる劣化があるとは言え、充放電をほどよく繰り返しているASUS T91 バッテリーは、電解質が活性化しているためコンディションが良い。やはり「道具は使ってなんぼ」という感性が必要。
バッテリーの駆動時間
バッテリー容量を表す単位が「Ah」で、これは1時間放電できる電流値である。(補足:600mAhなら0.6Ahと同じ)。
ただし、バッテリー容量には「標準値または最小値」というアバウトな記載例もある。実際使用できる電力量(W)は、A(電流)に加えV(電圧)次第となる。つまり、機器により電圧が異なるので、バッテリー容量を表す単位「Ah」だけでは、バッテリー駆動時間が長いとは判断できない。駆動時間の目安になるのが電力量である。
消費電力の高い動作とは
ノートパソコンではCPUが全体の1/3、ディスプレイで1/3くらいの消費と言われる。Windowsダブレットでは半分近くがディスプレイに消費されている場合が多い。「USB接続をした、Bluetooth接続した、Wi-Fi接続した」などの動作は似たような消費電力だが、光学ドライブ内の光ディスクにアクセスするときや、ウィルススキャンを実行すると、これらの倍以上の消費電力となる。