gooshopping2さんのブログ
バッテリー駆動時間の比較の仕方
バッテリー駆動時間の比較の仕方
バッテリー駆動時間は、測定方法によって異なる
バッテリー駆動時間を比較して選ぶ場合は、仕様に記載してあるAcer W700 バッテリー駆動時間だけでなく、そのバッテリー駆動時間はどのように測定されたかも見ておく必要があります。なぜなら、測定方法によってバッテリー駆動時間が異なるため、バッテリー駆動時間だけでは公平に比較できないからです。
また、測定方法によって仕様上のバッテリー駆動時間が異なれば、実用上のバッテリー駆動時間も異なってきます。実用とは遠い測定方法だと、仕様上のバッテリー駆動時間は長くなりやすく実用上とは大きく異なってきますが、実用に近い測定方法だと、仕様上のASUS A2 用充電池駆動時間は短くなりやすいですが実用上と近くなってきます。
例えば、ノートパソコンのモデルAとモデルBを比較し、以下のような条件だと仕様上はモデルAの方がバッテリー駆動時間が長いですが、実用上はモデルBの方が長くなります。
モデルAモデルB
仕様上バッテリー駆動時間10時間8時間
測定方法1(※1)2(※2)
実用上バッテリー駆動時間5時間5.6時間
(※1)測定方法1だと実用上のバッテリー駆動時間は、仕様上の50%となる。
(※2)測定方法2だと実用上のバッテリー駆動時間は、仕様上の70%となる。
上記はあくまで私が勝手に作成した設定上での話しであり、実用上のTravelMate 630 バッテリー駆動時間は仕様上の何%になるかは、ノートパソコンのハードウェア構成、ユーザーの使い方によっても変わってくるため、バッテリー駆動時間測定方法の違いを考慮した比較は難しいですが、仕様上のバッテリー駆動時間のみを見ての比較はしないようにしたいです。
主なバッテリー駆動時間測定方法
以下は、バッテリー駆動時間の測定に使われる主な方法です。見積もりの割合はあくまで目安で、ノートパソコンのハードウェア構成やユーザーの使い方次第で変わります。
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 1.0)
一般社団法人の電子情報技術産業協会(JEITA)が2001年に策定した測定方法です。ほとんどの日本国内メーカーやパソコンショップで採用されています。この測定方法の場合は、実用上のLENOVO W530 バッテリー駆動時間は仕様上の半分程度に見積もっておくと良いです。
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)
一般社団法人の電子情報技術産業協会(JEITA)が2014年に策定した測定方法です。Ver. 1.0 に見られた実用上のバッテリー駆動時間と大きく離れてしまう点を改善するよう測定方法が見直されています。2014年4月以降に販売されるモデルに、この測定方法によるバッテリー駆動時間が仕様に掲載されます。
この測定方法の場合は、実用上のバッテリー駆動時間は仕様上の6割~7割程度に見積もっておくと良いです。