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大手商社7社の決算出そろい資源価格の下落で明暗 3社が減益

大手商社7社の2015年3月期の連結決算が出そろい、資源価格急落や米シェール関連開発の失敗で巨額減損を計上した住友商事が16年ぶりの最終赤字に転落、丸紅と三井物産、豊田通商の3社が最終減益だったそうです。

 

一方で資源減損を機械や食料など好調な非資源などでカバーした三菱商事や伊藤忠商事、双日の3社が増益を確保し、明暗が分かれた形になりました。

 

資源以外も含めた減損金額の最大は住友商事の約3103億円ですが、丸紅の約1320億円、三菱商事の約1270億円、伊藤忠商事の約950億円、三井物産の約790億円と上位5社がそろって巨額損失を出したそうです。

資源以外では住友商事の米タイヤ事業、丸紅の米穀物会社、豊田通商の独リサイクル会社の減損も目立ち、株式市場では「今後の各社の投資効率を見極めたい」(証券アナリスト)との厳しい見方もあるようです。

 

今期(2016年3月期)の最終利益見通しは、三菱商事が10%の減益ながら業界トップの3600億円を確保する見通しで、8日に会見した三菱商事の小林健社長は「資源・エネルギー価格低迷はしばらく続く」と分析したそうです。

伊藤忠が9.8%増の3300億円で三菱商事を追い、三井物産は▲21.7%減の2400億円と減益予想、住友商事は2300億円へと黒字転換を図るそうです。

他社は増益を予想しているそうです。

 

この予想通りなら、伊藤忠は最終利益で2001年3月期以来、15年ぶりの業界2位となりそうです。

 

三井物産も巻き返してくるような気がしますが、どうなるでしょうね。

 

8053:1,403.5円、 8002:715円、 8031:1,684円、 8015:3,055円、 

8058:2,562円、 8001:1,488.5円、 2768:258円

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