パナソニックの津賀社長は、年功序列的な要素が強い一般社員(係長級以下)の賃金体系について、来年4月から見直す方向で労働組合と協議していることを明らかにしたそうです。
「育成段階」にあるため、経験を加味した「積み上げ型」の部分を一定程度残し、賃金カーブもあまり変わらないようですが、仕事の役割をより重視した制度に切り替える方針だそうです。
同社は今月から、管理職(課長級以上)を対象に、年功序列的な要素を廃し、役割に応じて賃金が上下する制度を導入しているそうです。
役割の大きさや業績への貢献度を賃金に明確に連動させることで「チャレンジ意欲を喚起する」(津賀社長)のが狙いのようです。
こうした要素を取り入れた新制度を一般社員にも拡充し、子育て世代の処遇改善につながるよう、制度設計するそうです。
日立製作所も今月から、管理職を対象に、役割に応じて賃金が決まる仕組みを導入しており、中西会長は政労使会議の後、記者団に「生産性の向上に大いに効いてくるはず」と強調したそうです。
ホンダも2002年から、一般社員の一部で、年齢とは関係ない成果主義型の賃金制度を導入しており、伊東社長は「成果主義は一般社員にも浸透している」と述べたそうです。
日産自動車は2004年から、一般社員の年功序列を廃止しており、年齢給や資格手当などはなく、上司らの評価で決まる等級により賃金が決まるそうです。
ソニーも来年度から、全社員を対象に、年齢に関係なく、担当の仕事の内容で賃金が決まる制度の導入を検討中で、大企業を中心に、賃金制度を見直す動きが広まる可能性があるようです。
できる人にとっては給料が上がるチャンスが増えるかもしれませんが、一般的な人だとどうでしょうね。
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