スクエニ 財務V字回復

[まはいさん]

スクウェア･エニックス １年チャート　↓ クリックで拡大

4/16スクエニ譲渡価額のお知らせ←ソニーIRリンク
４月にソニーがスクエニを1,608円で投売りしました。
資本業務提携先の投売りには裏が有るかと心配して手が出せませんでしたが、単にソニーが苦しかっただけでした。

ゲーセン底打ち
ゲーセン衰退に歯止めが掛からず何年もゲーセン減損が赤字の大きな要因でしたが、ついに底打ちしたようです。
バンダイ･ナムコも同様にゲーセン底打ちしています。
ただ、バンダイ･ナムコの"妖怪ウォッチ"と"アイカツ"のお陰でスクエニが助かっている感が否めません。
他力本願でも、利益が出ている今のうちにゲーセンを整理すれば、経営のお荷物が軽くなります。

無借金経営に回帰
今年度、最後の社債350億円が償還予定であり、手許資金の返済余力は十分です。
タイトー買収は大きな経営失敗でしたが、ようやく和田前社長の尻拭いが完了します。

リスク外注
IP保有企業のえげつなさとも感じられますが、昨年から看板IPを外注する経営姿勢に転換しています。
IP提携している角川書店も同じ経営姿勢で、とにかくリスクは下請けに投げています。
魔法科高校の劣等生 LOST ZERO←公式リンク
スクエニと角川書店の共同IPですが、ソニー下請けのビサイドに丸投げです。
"ラブライブ！"と同じく、下請けに初期リスクを負わせて、売れたらIPを取り上げて自社開発ゲームを出す戦略でしょう。

投資方針
ソニーの投売りは絶好の買い場だったのに、惜しいことをしました。
平成16年11月までに100株を残して売却し、以来10年近くも100株だけ保有しています。
そのため、スクエニへの投資で未回収残金は17,392円です。
思い返すと、この10年近く、100株だけ持っていても僅かな配当金だけで何も良いことは有りませんでした。
平成17年の大幅減配から長らく年30円の僅かな配当です。
意味も無く100株を持ち続けたことを反省します。
とはいえ、平成13年エニックスのころから株主であり、個人的に最も株主歴が長い投資先になってしまい、それなりに愛着が有ります。
損はしていないので、当面は放置しておきます。