おはようございます!
今日は朝っぱらから今話題の「妖怪ウォッチ」のお話です。
そもそも「妖怪ウォッチ」は2013年7月に発売されたニンテンドー3DS用ゲームからスタートし
今年1月にTV東京系6局ネットとBSジャパンでアニメ放送が開始されました。
ですからBSジャパンやCA-TVの受診が可能な世帯を除くと
地上波では全国29府県で視聴することが出来ません。
その「妖怪ウォッチ」が、今や社会現象とまで言われ始めているのですが
昨日決算発表を行ったバンダイナムコの決算書には「妖怪ウォッチ」に関する記述は僅か一行だけで
流通を担当しているハピネットのHPにもやはり情報らしきものは見当たりません。
ところで「妖怪ウォッチ」が人気を集めている最大の理由は
アニメに登場する関連グッズが別売されており、これらを買い集めることによって
誰もが主人公に変身出来るという点です。
つまり仮想世界に入り込めるという仮面ライダー的な要素が
特に男子小学生に絶大な人気を博している原因ではないかと思われます。
(男子小学生に限るとアニメの視聴率は20%に達するとのこと)
しかしグッズは慢性的な品薄or品切れ状態で、入荷しても殆どの販売店が即日完売。
NET販売に至っては定価の2~3倍でも飛ぶように売れているそうですが
こうした状況は供給が追い付かないのではなく、敢えて供給を抑えることで
常にグッズの入荷を待ちかねた客に長蛇の列を作らせるという
一種の社会現象を演出するための販売戦略ではないかと考えています。
もしかすると、キャラクターはポケモン、ストーリーはドラエモンに類似しているため
いきなり真っ向勝負を挑むより、容易に手に入らない希少価値と、どうしても手に入れたい欲求を
付加価値に結び付ける効果を狙った作戦ではないかと思うのです。
しかもテーマが妖怪だけに、密かなブームを作り出すことで「ゲゲゲの鬼太郎」にも繋がる世界観を
同時に訴求出来れば、まさに一石二鳥以上の成果が得られるというものです。
何だか私だけが「妖怪ウォッチ」の独特な世界観に嵌ってしまった様ですが
巷では、今年のクリスマス商戦の目玉に育つのではないかという噂も実しやかに流れており
行く行くはポスト「ポケットモンスター」を狙っているのかも知れません。
因みに、私はハピネットのホルダーなので、同社の株価さえ上がってくれればそれでいいのですが
一応私にも「妖怪ウォッチ」に憧れた純粋な少年時代があったのは間違いありません。
本当は何歳になっても純粋な気持を抱き続けたかったのは山々ですが
株の世界に染まってしまうと邪心の塊に成り下がるのがオチの様です。
何しろ「妖怪ウォッチ」ではなく「銘柄ウォッチ」に明け暮れていますので (^_^;)