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【書評】『知ればどや顔 よくわからない日本語』東郷吉男著

記事によると、日本語は奥が深い。普段口にしている言葉でも、よくよく考えるとどうしてそういう表現なのか由来がよくわからないものが多い。「後釜に座る」「有象無象」「おけらになる」「小股の切れ上がった」「地団太を踏む」「醍醐(だいご)味」「へそくり」…。これらの言葉を177語集めて、日本語を愛してやまないとおっしゃる元静岡県立大教授の東郷吉男先生に由来を解説してもらったのが本書である。中国古典や『万葉集』から江戸の戯作、漱石まで、その言葉が使用されている出典にあたり、時代による音や意味の変遷にもふれていただいた。原稿を読んで、驚いた。よもや「ピンキリ」の語源がポルトガル語だとか、「目から鱗(うろこ)が落ちる」が『新約聖書』からだとか、「関の山」や「あこぎ」が実在する地名からとられていたとは思わなかった。いかに自分がものを知らないか不明を恥じると同時に、言葉って生き物なんだなと改めて感じた。あとは、この面白さをどうやって伝えればいいのか。どうせならスマホ世代に手に取ってほしい。出来上がったのは怪しげな表紙に変なイラストが満載の真面目な本だ。この本には、他人に(もちろん、どや顔で)教えたくなる日本語の薀蓄(うんちく)がいっぱい詰まっている。しかも、机を前にしてというよりは、便座に座って拾い読みするのがふさわしい。もしもトイレ本大賞なるものがあれば、ぜひともノミネートしたいとのことです。内容紹介誰かに喋りたくなる変な言葉の由来「有象無象」ってどんな象?「惚れた腫れた」はどこが腫れた?「ピンキリ」のキリって何なんだ?誰もが一度は使ったことがある言葉なのに、よーく考えるとワケが分からない日本語たち。そんな日本語の難解さに悩む若きサラリーマン「自信なさ夫」に、「どや顔先輩」と「TOGO先生」が救いの手を差し伸べる。はたしてなさ夫は日本語の奥深さに目覚めることができるのか!?デキる大人になれるのか!?不思議な日本語177語の由来を東郷先生が解説。目から鱗、不思議な日本語の謎が解けた! 語源の由来を知ればキミも誰かにしゃべりたくなる。どやっ!知ればどや顔 よくわからない日本語posted with amazlet at 14.03.08東郷 吉男 有楽出版社 売り上げランキング: 363Amazon.co.jpで詳細を見る【送料無料】知ればどや顔よくわからない日本語 [ 東郷吉男 ]価格:1,050円(税5%込、送料込)▶ 楽天ブックス 本TOP本、書籍の通販/新刊・予約・ランキング、注目・話題・人気の本▶ 楽天koboイーブックストア新着ピックアップ/新作追加!ebookセレクション!▶ 楽天ブックス DVD・ブルーレイTOP新作予約・人気のタイトルが満載/スペシャルセール開催中! Ads by SCL
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