株はがまん☂☃ が出来ないさんのブログ
ブログ
1%の差
マウスゲノム解読:「99%までヒトと同じ」の意味
国際研究チームがマウスのゲノム解読をほぼ完了し、その成果を発表した。人間と共通する遺伝子は全体の99%にのぼり、疾病に関わる遺伝子だけを見ても90%が同じという。マウスの遺伝情報は人間の疾病の研究に役立つと見られているほか、進化の歴史を解明するうえでも役立つと期待されている。
AP通信 2002年12月09日
6ヵ国からなる研究チームが、マウスのDNA塩基配列(ゲノム)をほぼ完全に解読し、その成果を発表した。実験動物に多用されるマウスだが、解読の結果、遺伝子的には驚くほどヒトに近いことが判明しており、人間の疾病治療に新たな光をもたらすことが期待される。
マウスのゲノムは25億の塩基対からなり、これまでに約95%の解読が完了している。ヒトゲノムの解読完了から2年近くを経ての発表だ。
ヒトとマウスのゲノムは、すでに比較研究が進められている。ヒトの進化と各遺伝子の働きについて、いっそう理解を深めるのが目的だ。
「生命の謎を解き明かすには、さらなる手がかりが必要だ」と語るのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)ホワイトヘッド研究所『ゲノム研究センター』のカースティン・リンドブラッド=トー氏。同氏は、国際研究チーム『マウスゲノム・シークエンシング・コンソーシアム』の上級プログラム・マネージャーを務めている。
すでに研究が進められているのは、ヒトがなぜ長期の妊娠期間を必要とし、他の動物より生む個体数が少ないのかといった生殖に関する疑問や、侵入してくるウイルスやバクテリアを相手に「軍拡競争」を繰り広げるなかで、ヒトの免疫システムはいかにして絶え間ない変化を続けているのかという問題などだ。
マウスゲノムの詳しい分析結果は、5日(米国時間)発行の『ネイチャー』誌に掲載される。バイオテクノロジー企業、米セレラ・ジェノミクス社(メリーランド州ロックビル)も、すでに1年以上前にマウスゲノム地図を独自に完成させているが、料金を支払わなければ入手することはできない。それに対し、国際プロジェクトによる今回の研究成果は、インターネット上で無料で公開されている。
そもそもゲノム解読の対象としてマウスが選ばれたのは、医学研究の分野で過去1世紀にわたり重要な役割を果たしてきた生物だからだ。ガンや糖尿病、高血圧、肥満といった疾病の研究に使用されるマウスの数は、毎年2500万匹にのぼると見られる。
哺乳類のヒトとマウスが共通の祖先から分かれたのは、恐竜がまだ地上をのし歩いていた7500万年前だった。にもかかわらず、マウスとヒトのゲノムを比較した最初の段階で、両者が遺伝子レベルで非常に近い関係にあることが判明している。
マウスの全遺伝子のうち、ヒトにも対応する遺伝子が見つかったものは99%に達する。その中には、マウスに尻尾を生やす遺伝子まで含まれていた。逆に、それぞれの種に固有の遺伝子は、今のところ300個しか発見されていないという。
マウスのゲノムは、全体量にしてヒトゲノムより約14%少ない。だが、持っている遺伝子の数はどちらも3万個ほどで、これはわずか2年前の予測よりはるかに少ない数だ。
疾病に関わる遺伝子では、その90%がヒトとマウスで同じだったという。この数字は、マウスの実験動物としての価値の大きさを改めて示した。
また、ゲノムのさらに2.5%がヒトとマウスで共通していた。遺伝子コードを含まず、従来は何の役にも立たない「がらくた」として無視されてきた領域だ。しかし、各遺伝子の機能を調整するうえで何か重要な役割を担っている可能性もあるという。
「ヒトゲノムには、われわれが知っているよりはるかに多くの重要なものが含まれている」と語るのは、MITの生物学教授で、ホワイトヘッド研究所の所長を務めるエリック・ランダー氏。
ヒトとマウスのゲノムを比較することで、どこが重要な領域かすばやく特定できる。何千万年も前に2つの種が分かれてから最も変化していないと思われるのが、そうした重要な領域だからだ。
「そうした領域はとてもよく目立つ。『こっちを見て、私がどんな働きをしているか突きとめて』と、研究者に向かって赤い旗を振っているように」と、カリフォルニア工科大学の生物学者バーバラ・ウォルド氏は言う。ウォルド氏は、今回の解読プロジェクトには関わっていない。
比較対照の過程で新たに発見された遺伝子は、ヒトで約1200個、マウスで約9000個にのぼる。
今後はラットやウシ、チンパンジー、イヌについても、同様のゲノム解読作業を早急に完了したいと研究者たちは考えている。さらに多くの比較が可能になるからだ。
とはいえ、遺伝子を1つ発見したところで、その機能が自動的にわかるわけではない。発見したマウスの遺伝子を操作することで、ようやくその働きを判断できるのだ。マウスの遺伝子操作はすでに広く行なわれている。
遺伝子の比較は、進化の歴史を解明するうえでも役立つと期待されている。たとえば、嗅覚と交配に関わる遺伝子の数なら、ヒトよりマウスのほうが多い。
「これにより、分子レベルでの進化の研究にとって、全く新しい時代が開けるだろう」と語るのは、メイン州バーハーバーにあるジャクソン研究所のリック・ウォイチック所長。
マウスゲノムの解読が100%完了するまで、あと2、3年かかるという。ヒトゲノムについては、2003年4月に完全版が発表される予定だ。
ヒトとマウスの臓器の相違点
-
タグ:
1961年6月23日、大阪府に生まれる[1]。本が好きで小説をよく読み、英語塾に通っていた[8]。中学時代は優等生タイプだったが、高校は制服がない自由な校風で、高橋は軽音楽部でエレキギターに取り組んだ[8]。子供の頃はキュリー夫人に憧れ、小学校の作文にも大人になったらキュリー夫人のようになりたいと書いていた。そのことはすっかり忘れていたが、大学進学に当たり親の勧めで医学部へ進学することになる[8]。
京都大学の学部時代はテニス漬けの日々を送った[8]。子供が欲しかったため、家庭と研究を両立できそうな眼科を専攻した[9]。1986年に京都大学医学部を卒業し、眼科の臨床医となる。なお、卒業と同時に同級生の夫と結婚している[9]。同眼科学教室を経て翌年には関西電力病院へ眼科医として赴任する。1988年には母校の博士課程へ進み、1992年に医学博士の学位を取得する[2]。
1977年 - 大阪教育大学附属池田中学校卒業[要出典]
1980年 - 大阪教育大学附属高等学校池田校舎卒業[8]
1986年 - 京都大学医学部卒業、京都大学医学部眼科学教室入局
1987年 - 関西電力病院眼科
1988年 - 京都大学大学院医学研究科博士課程(視覚病態学)
1992年 - 京都大学医学部眼科助手、医学博士[2]
1995年 - アメリカ ソーク研究所研究員[3]
1997年 - 京都大学 視覚病態学 助手 復職
2001年 - 京都大学病院 探索医療センター 助教授
2006年 - 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究チーム チームリーダー[1]
2012年 - 組織改組により、同センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー
1995年、脳神経外科医になっていた夫がアメリカに留学することとなり、
二人の娘と共に渡米する。
加齢黄斑変性臨床研究とSTAP騒動[編集]
2014年、高橋が所属する理研CDBにおいて、STAP論文の研究不正が発覚。研究倫理徹底を誓約するCDB若手リーダーの声明には高橋も名を連ねた[26]。騒動が混迷を極める中、2014年7月1日には自身のTwitterで「理研の倫理観にもう耐えられない」と本音を吐露した[27][28]。
更に7月2日には、iPS臨床について「このような状況でする臨床研究ではないと思います。万全を期すべき臨床のリスク管理として、このような危険な状況では責任が持てないのです」とツイートし、まだ治療が始まっていない患者については中止も含めて検討すること、現在治療が進行している患者でも本人の意思で中止可能との意向が報道された[28]。その後、同日付けで理研ホームページに「ネット上で「中止も含めて検討」と申し上げたのは、様々な状況を考えて新規の患者さんの組み入れには慎重にならざるを得ないというのが真意で、中止の方向で考えているということではありません。」等のコメントを発表[29]、「臨床研究は予定通り遂行します。お騒がせして申し訳ありません」という報道がなされた[30]。翌日には新聞社のインタビューにも答え、STAP問題への見解やiPS臨床の状況を語った
網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー
網膜は身体の外に突き出している脳の一部と称され、その比較的単純な構築と体表 面に突出している点が扱いやすく、中枢神経のモデルとして使用されます。最近まで障害されると再生しないと思われていた成体ほ乳類網膜が、少なくとも傷害時に網膜神経細胞を生み出す力をもっているらしいことがわかってきました。このことは、成体網膜も神経回路網を再構築する能力を秘めているのかもしれないと期待させます。この力を使って、網膜の中から、あるいは外から細胞を移植することによって、疾患で失われた網膜機能を再生させたい、これが我々の目標です。しっかりした基礎と臨床の研究を積み重ね、両者をふまえた網膜再生研究を行いたいと思っています。
略歴1986年京都大学医学部卒業1986年~1987年京都大学医学部眼科1987年~1988年関西電力病院眼科1992年京都大学大学院医学研究科博士課程(視覚病態学)卒業1992年~2001年京都大学医学部眼科助手1995年~1996年アメリカ・サンディエゴ ソーク研究所研究員2001年~2006年京都大学付属病院探索医療センター開発部助教授2006年~現在理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター網膜再生医療研究チーム チームリーダー 兼任(2006年10月より専任)
* 2012年 組織改正により
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー2006年~現在神戸市立医療センター中央市民病院眼科 非常勤医師 兼任2008年~2011年先端医療センター病院 眼科客員副部長 兼任2009年~2010年京都大学大学院医学研究科 先端・国際医学講座 客員准教授 兼任2010年~2012年京都大学大学院医学研究科 連携大学院講座 客員准教授 兼任2010年~2013年京都大学 iPS 細胞研究センター(現 iPS 細胞研究所) 客員教授 兼任2011年~現在先端医療センター病院 眼科部長(網膜再生担当)兼任2012年~現在京都大学大学院医学研究科 連携大学院講座 客員教授 兼任2013年~現在京都大学 iPS 細胞研究所 アドバイザー 兼任所属学会・団体名日本眼科学会(評議員)
日本再生医療学会(評議員、理事)
日本ロービジョン学会
日本網膜色素変性症協会(JRPS) (学術理事)
The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO)専門網膜変性疾患、黄斑部疾患
再生医療研究
この人、いい
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=58631