funt-mys4さんのブログ
来年2014年前半の市場動向を予測しましょう。
こんなこと書くと、何を根拠にばかげているとお思いのあなた。
そんなあなたもある程度予測しているでしょう? でないと株式なんて長期保有できませんよね。
今年の残り2ヶ月は、12月にかけて上昇日柄は変わらずで考えています。
日経平均も、ドル/円為替も三角持合で行ったり着たりですが、いつか急激に上昇気流に乗るのでしょう。
まずは、今年の財政政策を振り返ってみましょう。
「アベノミクス」
第一の矢【金融緩和 2%インフレ目標開始】ドル/円76円台から一時103円まで上昇(円安)現在は98.7円。
第二の矢【財政出動】 緊急経済対策10.3兆円(復興支援3兆円規模含む)内5.2兆円公共事業
第三の矢【成長戦略】TPP、カジノ、(東京オリンピック含める?)法人税減税、その他検討中。
現在の株価は「アベノミクス」を全て織り込んでいないのです。しいて言えば、円安効果で上場企業の含み資産(不動産、株式、輸出益)が上昇し、業績に反映しているだけです。
国内の景気動向指数は微増ですから、今後国内業績は国民所得が徐々に回復する来年の夏以降でしょう。
それよりも、まずは公共事業関連企業による、駆け込み需要が顕著になり、4月か5月までは人手不足で計画がずれ込む可能性も有りそうです。
たぶん来年3月末のGDPは、復興支援事業を含め、かなり高い上昇率を記録するでしょう。(3.5~4.5%)
そこで、日経平均株価の動向予想は、新年1月から本年1月~5月同様の動きをすると考えられます。
ただし、5月以降に消費税導入による大きな反動が来るでしょう。ひょっとしたら、本年の6月同様20%以上の下落は覚悟が必要でしょう。
しかし、この難関を突破したら、政府の5兆円規模の消費下落対策で比較的早く現状回復し、7月以降は再び上昇に転じ、株価は2万円を目指すと踏んでいます。
かなり楽観的な予想ですが、日本の市場だけを見るとこのシナリオになる以外考えられません。
ただ、世界の動向を無視するわけにもいきません。
米国は大方の予想通り、金融緩和縮小は遅くとも来年3月までに実施されそうで、この発表と同時にドル/円は140円を目指す展開になると思われます。
又、欧州は各国の債務問題が落ち着けば、景気対策が奏功し消費は活発になるものと思います。
問題は中国ですが、今までのように対前年比GUP10%UPは無理でしょうが、7%以上をキープできれば、しばらくはミニバブルを政府の強引な手法でつぶしながら、又、金融引き締めが世界に悪影響を与えない程度に強行するかもしれませんが、着実に成長軌道に乗ってゆくはずです。
ただし、それまでに世界の景気が完全な上昇日柄を手にしていないと、影響度は計り知れないかもしれません。
と言うことで、楽観的に予想すると、2014年は全世界的に見ても、経済回復基調にならざる得ず、株式市場も盛況が続く見通しです。
今は来年の景気を見据えて、じっくりと吟味選定の時期なのでしょうね。
ただ、楽観と悲観は交互に訪れるため、タイミングをつかむことで大きな利益をつかんだり、はたまた多大な損害をこうむることも肝に銘じておきたいものです。