三菱自動車が、経営再建のために発行した優先株を全額処理することで、保有先の三菱グループ4社と、最終合意したそうです。
来年1月にも2000億円規模の公募増資を実施し、集めた2000億円で、約3800億円の優先株の大半を買い入れて消却し、残りは普通株に転換するそうです。
中期経営計画と合わせて11月5日に発表するそうです。
三菱重工業、三菱商事、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行の4社は、保有する優先株を簿価より約3割安い価格で三菱自に売却するそうです。
三菱自動車は、配当負担の重い優先株がなくなることで財務体質を改善させ、平成9年の中間配当以来、無配となっていた普通株の配当を復活させるとのことです。
三菱自動車は、平成12年にリコール(無料の回収・修理)隠しが発覚して経営難に陥り、その後、三菱グループが優先株を引き受け、実質的な管理下に置いていたものです。
情報隠しをする体質は改善されたんでしょうかね。
株主の人たちにとっては復配となってよかったですね。
7211:1,036円、 7011:624円、 8058:1,957円、 8306:615円