東京228堂さんのブログ
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4月19日 米金融3社の1~3月期決算
一週間の日経平均株価の推移
4月11日 13323.73 4月18日 13476.45 +152.72
昨日のアメリカ市場は
NYダウ 12,849.36 +228.87
NASDAQ 2,402.97 +61.14
懸念されていたシティグループの決算が予想より悪くなく、
対策も取られているという見方が市場に広がり、
最悪期を脱したのではという安心感から大幅に上昇したようです。
為替も対ドル103円中盤、対ユーロ163円後半と円安進行。
来週のアメリカ市場は
3月中古住宅販売、3月新築一戸建て販売件数、3月耐久財新規受注等々。
来週の日本市場は
2月景気動向指数改訂値、4月都区部・2月全国消費者物価指数CPI等々。
<シティグループ、赤字51億ドル 2四半期連続で赤字>
『米金融最大手シティグループが18日発表した08年1~3月期決算は、当期損益が前年同期の50億1200万ドル(約5200億円)の黒字から51億1100万ドル(約5300億円)の赤字に転落した。サブプライム住宅ローン関連の評価損などで計150億ドル(約1兆5500億円)以上の損失を計上したのが響き、2四半期連続の赤字になった。全従業員約37万人のうち新たに9千人を削減するリストラ計画を明らかにした。
シティは07年10~12月期までの2四半期で、貸し倒れ引当金などを含むサブプライム関連の損失計300億ドル(約3兆600億円)強を計上。だが、保有する証券化商品などの価格下落が続いたため、さらなる追加損の計上を迫られ、サブプライム問題が深刻化した昨夏以降の損失は総額450億ドル(約4兆6400億円)を超えて米金融大手10社で最大規模になった。』
http://www.asahi.com/business/update/0418/TKY200804180321.html?ref=rss
<メリルリンチ19億ドル赤字 1~3月期>
『米大手証券メリルリンチが17日発表した2008年1~3月期決算の純利益は、19億6000万ドル(約2000億円)の赤字(前年同期は21億6000万ドルの黒字)に転落した。赤字決算は3四半期連続だ。同社は従業員約4000人を削減すると発表した。
「サブプライムローン」関連の評価損などが66億ドル(約6700億円)に上ったことが響いた。保有する証券化商品の価格が下落し、損失が膨らんだ。銀行子会社の保有資産の評価損31億ドルも合わせると、関連損失は97億ドルとなる。
この結果、07年以降の関連損失は累計で322億ドルと、米大手証券で最大となった。米金融界全体でも米大手銀行シティグループに次ぐ規模となる見込みだ。 』
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20080418mh01.htm
<サブプライムで損失5100億円 JPモルガン決算発表>
『アメリカ大手銀行の「JPモルガン・チェース」は、今年1月から3月の決算を発表し、サブプライム関連などの損失が約5100億円に上ったことを明らかにしました。
JPモルガン・チェースは、16日に発表した第1四半期の決算で、サブプライム住宅ローンなどの不良債権化に絡む評価損失などで51億ドル、約5100億円を計上しました。純利益は、前の年の同じ時期に比べて約50%減少し、23億7000万ドル、約2370億円でした。純利益の大幅な減少など、厳しい市場環境を反映した結果となりましたが、事前の予想は上回りました。』
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/MS/html/old_inte_detail15.html?now=20050617215717
赤字額は巨額ですが、対策や資金増強がうまくいっていて
最悪期は脱したとの見方が市場に広がっていますが、
来週は住宅の経済指標などもありまだまだ予断を許しませんねぇ。
今日はこれで失礼します。
予想より悪くなかった、という一点なのでしょうね。それでここまで上昇するのかと逆に
心配になってしまいます。
住宅指標の悪化も折込済みとかだったら
今週も堅調に推移する可能性もありますね。
しかしいつか崩れそうですが。
私はシテイ、メリルあたりの決算で波乱があると思ってショートポジ維持していましたが、アメリカはこの程度の赤字には不感症になっているみたいですね。現実から目をそらしているだけなのか。来週も経済指標にを無視して上昇し続けるようなら「悪材料バブル」と呼んであげましょう。