下落値幅は今年最大の-340円となった。
歪な上昇が目立った日経平均だが、牽引してきたファーストリテイリングやソフトバンク、京セラ辺りが大きく下落すれば今日のような動きになるのは自明の理である。
ただし、まだ上昇トレンドが潰えたとは言えず、またあっさり高値を奪回してくるという可能性も当然ある。
焦らず値動きを観察して行きたい。
高値で買って高値で売るという手法は確かにある。
しかし、その場合は節目を切った場合はすぐに撤退するのがセオリーである。
また、どう考えても高値圏と言える局面で余力をフルに使うのは厳禁だ。
小さい資金を大きく増やすためには、どこかで大きなリスクを取らなければいけないのは事実だ。
実際、私の知っているトレーダーで少額の資金を爆発的に増やしたというトレーダーは皆そうである。
問題は自分でそのリスクを管理できるかどうかがキモだろう。
(最も、管理できるという過信からスッテンテンになったトレーダーも多いが・・・)
お祈りに自分の運命を託すようになれば、早晩撤退は免れない。
今週は水曜が春分の日で休場だが、波乱の一週間となりそうだ。
配当の権利日も迫ってきているために、思惑も絡んだ動きになる可能性アリ。
外国人投資家の圧倒的な買い越しや堅調な回復を見せる米国経済、またそれに起因する円安の流れから株価のトレンドが下落に転じる可能性は低いと見る。
しかし、これだけ上昇が続いた反動として多少の調整は避けられないだろうし、そこから保ち合いになるということは十分有り得る。
フラットな視点で市場観察したい。