nijさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ122件目 / 全757件次へ »
ブログ

東証1部 昇格企業

TOPIX 組み入れ東京証券取引所2部や東証マザーズなどに上場している企業の東証1部昇格に、密かに注目が集まっている。なぜなら、東証1部に上場すれば、株価が上昇するケースが多いからだ。 その株価上昇率は、「昇格が公表されてから、実際に東証1部に上場するときには平均8%ほど上昇する」(伊藤桂一・SMBC日興証券株式調査部次長チーフクオンツアナリスト)というほどだ。 なぜ、株価が上昇するのか。最大の理由は、東証1部に上場すれば、自動的にTOPIXの構成銘柄に採用されることにある。 たとえば、国内の年金基金の9割以上がTOPIXをベンチマークしていたり、一定規模の内国株の運用はTOPIX銘柄でパッシブ運用を行っていたりする。このTOPIXパッシブの運用残高は約18兆円という巨額なものだ。また、アクティブ運用においても、TOPIXの構成銘柄を採用することが多い。 つまり、東証1部に昇格すれば株式の買い圧力が高まり、株価が上昇しやすくなるというわけだ。加えて、株式の流動性が格段に高まる点も見逃せないだろう。 そして注目を集めているのは、東証が3月9日に、東証2部と東証マザーズから東証1部に昇格する基準を緩和したことだ。 東証2部やマザーズから東証1部に昇格するためには、複数の基準をクリアしなければならない。株主数が2200人以上いることや、時価総額が40億円以上であること、直前の期末の連結純資産額が10億円以上あること、利益の額が右肩上がりで増えている(直近の2年間において、最初の1年間が1億円以上、次の1年間が4億円以上など)ことなどだ。http://diamond.jp/articles/-/17889 だが、基準の緩和により、連結純資産額は公募による調達見込額を加算できることに加え、利益は右肩上がりでなくてもよくなった。直近の2年間で連結経常利益の総額が5億円以上であればよいとされたのだ。さらに、審査期間は申請から4ヵ月以内に短縮された。 ちなみにマザーズの方は、1年前の2011年3月に上場規定が変更された。東証1部や2部への昇格を後押しする内容となっている。  ここ数年、特にリーマンショック以降はマーケットの低迷により、東証1部へ昇格する企業は激減していた。05年の81社をピークに減り続け、09年は4社のみという状況だった。だが、その後は持ち直し、11年には27社にまで増えている。今年は3月時点で12社が昇格しており、通年で昨年を上回る見込みとなっている。 では、現在、東証1部に昇格する条件を満たしている企業はどこか。大黒天物産やニイタカなど複数社ある(表参照)。もっとも、昇格するかしないかは企業次第だが、今後の動向に注目すべき企業であることは間違いない。http://blog.seesaa.jp/cms/article/regist/input 新興市場などから東京証券取引所第1部に上場先を変更し、“ステップアップ”する企業が増えている。 東証によると、今年に入り2部と新興市場のマザーズから1部に指定変更された企業は14日時点で47社に達し、3年連続で増加した。2008年秋のリーマン・ショックや昨年の東日本大震災で悪化した経済環境の好転に加え、東証が制度面から1部昇格を支援していることも増加につながっている。 東証によると、マザーズと2部から1部に移った企業は07年に40社あったものの、09年にはリーマン・ショックの影響で4社まで落ち込んだ。47社の今年は06年の52社に迫る水準だ。 2部からは前年より15社多い36社、マザーズからも5社多い11社がそれぞれ昇格。マザーズから移った企業はIT関連が中心で、2部からは地方銀行や食品、予備校運営など幅広い。 個性的な企業も多い。求人サイト運営のリブセンスは10月にマザーズから昇格し、村上太一社長は最年少の25歳で1部上場を果たした。ソーシャルゲームを開発するエイチームは、マザーズ上場からわずか7カ月後の11月に昇格した。http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121215/eca1212150731001-n1.htm 東証1部は上場基準がより厳しく、昇格は信用アップをもたらしやすい。しかも、新興市場に比べ、「海外投資家や機関投資家の売買への参加が多く、株式の流動性が高いため、知名度向上につながりやすい」(SMBC日興証券の圷正嗣ストラテジスト)。 化粧品や食品に使うゼラチン素材を製造し、13日に2部から1部への変更を承認された新田ゼラチンは「信用アップで資金調達や人材確保で恩恵が見込める」と変更理由を説明する。 東証は今年3月に1部と2部の上場基準を緩和。併せて上場から3年以内の場合に限り、2部から1部、あるいはマザーズから1部か2部に変更する際の審査期間を短縮し、負担軽減も図っている。昇格組の増加には、こうした制度変更も寄与しているとみられ、東証では「1部へのステップアップの流れが明確になってきた」(上場推進部)としている。   http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121215/eca1212150731001-n2.htm
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。