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1月8日(ブルームバーグ):ユーロ圏の銀行間金利の指標である欧州銀行間取引金利(EURIBOR )の設定パネルからオランダのラボバンク・グループが脱退したことを受け、金融機関の大量脱退が起きる可能性がある。EURIBORを管理する欧州銀行連盟(EBF)がそうした見方を示した。
EURIBOR-EBFのディレクター、セドリック・ケメナー氏はインタビューで、「ラボバンクの脱退決定を目の当たりにした他の非常に有力な金融機関は、同じ行動に出るかもしれない」と指摘。ラボバンクは「極めて信用力の高い金融機関」であり、EURIBORは「信頼性を失いかねない」と続けた。
オランダ最大の貯蓄銀行であるラボバンク は今月3日、短期金融市場の変化を理由にEURIBORの設定パネルから脱退した。同行は、オランダの銀行としては唯一、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作の疑いで世界規模での調査を受けている。
みずほインターナショナルのアナリスト、ロジャー・フランシス氏(ロンドン在勤)は「コンプライアンス(法令順守)費用や監視の面で、EURIBOR設定パネルへの参加に付随した規制負担が増しつつある」とした上で、「誤った対応をすれば法的責任も生じる。よって費用対効果の面から見ると、あまり魅力的ではない」と述べた。
これでユーロ安なのか?
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