ccnさんのブログ
2012年を振り返る
今年は収穫の多い年でした。
…とその前に、僕が株の道に入ることになったきっかけの話をします。
数年前、資産運用に興味があったことからとある経済評論家の本を読みました。
そこには「素人は株式投資をするな」「ETFを買え」「円安対策のためアメリカドルを持て」
というような事が書いてあり、それを鵜呑みにしてそのまま実践したのです。
そのわずか数ヵ月後、円は超円高に進み、買ったETF銘柄も大きく下落しました…
「おいおい経済評論家よ、どう責任取ってくれるんだ」と思いました。
「いや、これがよく聞く「投資は自己責任」ってやつか…他人をあてにしてもダメだ、自分でやろう」となったわけです。
この時、「いくら知識のある人の言葉でもそのまま鵜呑みにしてはいけない。必ず自分で考えて結論を出さないといけない」という事を強烈に実感させられました。
それから自分で運用する知識をつけるため株の勉強を始めました。
こうして(運用資産の約30%を塩漬けという)どでかい足かせを付けたまま株式レースに参加することになったのです。
ちなみに、株の道へ強引に導いてくれたその経済評論家に感謝の気持ちは…無い(この前テレビに出てて「よくもぬけぬけと…」なんて思ってしまいました(><))。
話を戻して、
今年を振り返ると得たものが多い一年だった
1.投資法が確立しつつあること。
誰でもそうだと思いますが、始めたての頃は自分の判断が合っているのか間違っているのか分からず右往左往することが多いと思います。
僕もほんのつい最近までそうでした。
でも今年の夏に大きく下げた時、多少動揺しましたがパニックになって売らず逆に数銘柄買い進めました。
その後アベノミクスにも助けられ、保有株も元の水準に戻りつつあるし、買った銘柄も上昇しています。
この経験で自分の投資に少なからず自信を持つことができました。
2.安全域(マージンオブセーフティ)を実感できたこと。
今年買った銘柄の中で購入後に大きく下方修正した銘柄がありました。
当然株価も大きく下落しましたが、僕は保有継続を決めました。
下方修正後もなお企業価値は買値を下回らないと判断したからです。
安全域を大きくとっていたため、大幅な下方修正の割には株価下落もおよそ30%で済みました。
それに下方修正の発表後、今は徐々に株価も回復しています。
安全域の大切さを痛感しました。
3.分散投資
銘柄を分散することは理解していましたが、購入時期の分散も大切だと思いました。
これまで安い時に一度に買いたいという気持ちから、何も考えず一度に購入予定株数を全部買っていました。
ところが大きく下げた時に何もできないという経験をしてリスク管理のためには購入時期の分散も必要だと感じました。
こんな基本的なことを今更…という感じですが、体験してようやく理解できました。
4.経済評論家の足かせが半分取れた
およそ3年間塩漬けとなっていた大きな足かせの片方をようやく外せました。
購入からおよそ-13%の価格で売却…高い高い授業料だった。
なお、もう半分の足かせはアメリカドルなのでなかなか外せません。
もう少し円安に動けば外す予定です。
それまでバフェット銘柄で運用します。
以上が今年の主な収穫でした。
今後の課題は今年のパフォーマンスを持続させることです。
今年のパフォーマンスをおよそ25年続ければちょっと早めにセミリタイアできる程の資産が貯まる計算です。
もちろんそんなに上手くいくとは思ってませんが、具体的な数字が見えると俄然やる気が出ました。
来年の目標は今年のパフォーマンスを下回らないことです。
最後に、僕には投資をする上で好きな言葉があります。
「株式市場に見逃し三振はない」
→美味しい株を何度見逃しても市場から退場させられることはない
(なるべく見逃さないように普段から市場を注視する必要はあるが)
「心配しなくても十分なスピードで資産は増えていく」
→他人がすごいスピードで資産を増やしていても気にするな
これらの言葉にホントに助けられます。
来年も焦らず冷静に資産運用を楽しみたいと思います。
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>purunusu55さん
こんばんは
こちらこそ一年ありがとうございました^^
来年はどんな相場になるのか、楽しみですね。
個人的には「財政の壁」問題とヨーロッパ各国の財政危機を心配してます。
いずれにしても株価が上昇してくれると嬉しいです。
そういえばキャピタルゲインの優遇税がそろそろ終わるんですね。
もうちょっと延長して欲しいです…
来年もよろしくお願いします。
財政の壁 → ×
財政の崖 → ○
でした。
間違えました。