大手商社7社の平成24年9月中間連結決算が2日、出そろい、中国経済の減速を反映した鉄鉱石など資源価格の下落で、三菱商事や三井物産など5社が前年同期に比べ最終減益となったそうです。
三菱商事と三井物産、双日の3社が平成25年3月期通期の業績予想を下方修正し、各社の好業績にブレーキがかかりつつあるようです。
三菱商事の9月中間は最終利益が前年同期比22.8%減の1904億円で、稼ぎ頭の豪州原料炭子会社の採算が販売価格下落と炭鉱ストライキで悪化したようです。
資源への収益依存度の高い三井物産も主力の鉄鉱石事業が落ち込み、同25.9%減の1683億円だそうです。
伊藤忠商事は金属以外の全事業部門が増益だったそうですが金属の落ち込みを補完できず、双日も石炭価格下落などが響いたようです。
今後の市況は「原料炭価格下落の底は打ったが、当面の価格反転は難しい」(三菱商事の上田副社長)、「鋼材需要低迷など足元の厳しい経営環境は続く」(三井物産の岡田専務)と厳しいようです。
通期の最終利益予想は3社が下方修正する一方で、資源への依存度が比較的低い丸紅、豊田通商、住友商事、伊藤忠商事は据え置いたそうです。
商社は配当利回りがけっこう魅力なんですよね。
いつもは当日の株価(終値)を載せていますが、今回は配当利回りも載せておきます(みんかぶのデータを使用)。
8058:1,454円,4.47%、 8031:1,137円,4.83%、2768:103円,2.91%、8002:526円,3.80%、
8015:1,844円,2.27%、8053:1,078円,4.63%、8001:808円,5.44%