アジアさんのブログ
重慶市トップを解任された薄熙来氏の妻有罪判決か?
薄氏の妻は初公判で罪状に異議唱えず、英国人毒殺で近く有罪判決か
[合肥(中国) 9日 ロイター] 中国重慶市トップを解任された薄熙来氏の妻・谷開来被告が英国人に対する殺人罪で起訴された事件の初公判が9日、安徽省合肥市の裁判所で始まった。近く有罪判決が下されるとみられている。
裁判所関係者によると、谷被告は罪状に異議を唱えず、公判は約7時間で終了した。
判決は後日下される見通し。
裁判所職員のTang Yigan氏は記者団に対し、「公判はきょうの午後終了し、閉廷した。裁判委員会が討議の後、判決を言い渡す。判決の日取りは、今後発表される」と説明。「谷被告と(薄氏一家の使用人だった)張暁軍被告はともに故意殺人の起訴事実に異議を唱えなかった」と述べた。
谷被告の裁判の行方は、最高指導部入りが有力視されていた薄氏に対する処遇と相まって、注目を集めている。
薄氏は党規に反したとして拘束中。党規違反行為には汚職や権力乱用、その他の不正行為が該当する。
最高指導部である新たな中国共産党政治局常務委員(現在9人)は、10月にも予定される党大会で正式に決定される見込みだ。
谷被告は家族の使用人だった張暁軍被告とともに、英国人ニール・ヘイウッド氏を毒殺した罪で起訴された。
法廷へのジャーナリストの入場は制限されていたが、被害者の国籍が考慮され、英大使館関係者2人は傍聴が許可された。
谷被告自身は経験豊かな弁護士として知られる。今回の裁判では同被告に当局が選んだ弁護人が2人ついているが、両弁護士ともに刑事裁判の担当経験が乏しく、同被告の有罪はほぼ確実とみられている。薄氏一家が抱える弁護士を利用することは認められなかった。
谷被告を担当する両弁護士からのコメントは得られなかった。
昨年11月にヘイウッド氏を毒殺した罪で有罪の判断が下されれば、谷、張両被告は死刑となる。
ただ、多くの専門家は、谷被告の有罪を確実視しているが、(死刑ではなく)長期刑にとどまると予想している。
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