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アジア通過暴落

UPDATE1: アジア通貨動向(23日)=総じて下落、スペインめぐる懸念でリスク選好が後退

[シンガポール 23日 ロイター] 23日のアジア通貨は対ドルで下落。スペインが、全面的な国際支援を必要とする可能性があるとの懸念から、投資家のリスク選好が後退している。今週予定される主要国の経済指標発表を控えた警戒感も広がっている。

 マレーシアリンギは利食い売りに押されて0.7%下落。リンギは前週、アジア通貨の中で最も良好なパフォーマンスとなっていた。


 韓国ウォンも、海外ファンドの売りを背景に下落している。


 インドネシアルピアは、海外投資家の国債売りと国内銀行のドル買いに圧迫されている。ただ、市場筋によると、中央銀行が為替介入を実施し、ルピアの下げを抑制したもよう。


 


 OCBC銀行(シンガポール)の外国為替ストラテジスト、エマニュエル・ング氏は「ユーロ圏をめぐる懸念と世界的な景気減速懸念が引き続き、アジア通貨に下向きの圧力を与えるとみられる」と指摘した。


 投資家は、今週発表されるユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)速報値やHSBCの中国製造業PMI、第2・四半期の米国内総生産(GDP)など一連の経済指標に注目している


 マレーシアの銀行ディーラーは「中国PMIが48あるいは50を上回らなかった場合、世界経済にとって良くない。中国の指標は利下げなど多くの刺激策導入後も依然としてかなり弱い」と指摘した。



 マレーシアリンギMYR=MYは対ドルで下落。


 インターバンク勢がリンギのストップロス売りを浴び、リンギは今月の上昇局面のフィボナッチリトレースメント50%戻し水準となる3.1682リンギを抜けて下落した。


 リンギは、おそらくは同61.8%水準の3.1742リンギまで、一段と軟化する余地があるとみられる。また、同76.4%戻し水準となる3.1816リンギがその次のターゲットとなる見込み。


 


 韓国ウォンKRW=KFTCは対ドルで下落した。


 オフショアのファンド勢によるドル買いを背景に、インターバンク筋がドルのショートカバーに動いた。


 ただし市場関係者によると、取引参加者はいずれのポジションを取ることにも積極的ではなく、1ドル=1147─1149ウォン付近にあるテクニカルの支持帯を抜けることはなかった。


 


 インドネシアルピアIDR=IDも対ドルで下落。


 ディーラーによると、引き続き、国内銀行からの需要がドルを支援した。海外銀行勢によるルピア売りは現時点では確認されていないが、市場関係者は外銀によるドル需要があると予想している。


 また市場筋は、中銀が1ドル=9490─9495ルピアの水準で、国営銀行を通じてルピア買い介入を実施したもようだと話している。


 


 フィリピンペソPHP=PDSPは対ドルで下落。


 インターバンク筋がドルのショートカバーに動いたことや、マニラ株式相場が軟調だったことが影響した。


 ただ、市場筋によると、週末の海外からの送金を背景にした国内銀行のペソ買いが下値を支えた。


 


 シンガポールドルSGD=D3は、マクロファンド勢の売りを背景に対米ドルで軟化した。


 一方、投資家がビール会社の買収案件に関連して資金流入を予想していることや、この日発表されたシンガポールの6月の消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を上回ったことがシンガポールドルを下支えした。


 


 *0720GMT(日本時間午後4時20分)現在のアジア地域の通貨の対米ドル相場は以下の通り。


 


 シンガポールドル    1.2592


台湾ドル    30.029


 韓国ウォン    1146.03


タイバーツ      31.72


フィリピンペソ    42.06


インドネシアルピア 9470.00


インドルピー     55.85


 マレーシアリンギ  3.1715


 人民元          6.3883

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