洋上風力発電の国内での普及を後押しするため、国内の主要銀行が共同で、丸紅などによる英国の風力発電所建設会社の買収向けに約200億円の資金を協調融資するようです。
国内銀行による風力発電関連の融資では、過去最大規模で、洋上風力発電所の整備を側面支援し、自然エネルギーの普及拡大につなげたいようです。
融資するのは、みずほコーポレート銀行や日本政策投資銀行、三井住友銀行など計6行だそうです。
丸紅と官民共同投資ファンドの産業革新機構が今年3月、英国の洋上風力発電所建設工事会社「シージャックス」を700億円で買収すると発表しており、6行はそのうち200億円を5月中にも融資するそうです。
東京電力福島第一原子力発電所事故を機に、風力発電を始めとする自然エネルギーが注目されているなか、日本では陸上に風力発電に適した土地が少なく、洋上風力発電所なら土地は不要で、陸上に比べて強い風を安定的に受けられるメリットもあるそうです。
丸紅や三菱重工業、清水建設、東大などが福島県沖で実証実験の準備を進めているそうです。
これをきっかけに自然エネルギーの利用がさらに進むといいですね。