今朝九時過ぎに東京・木場の常宿を発ち,仙台へやって来た。普通電車を乗り継ぎ,とはいえ芭蕉が 3/27〜5/4と一月余り要した行程を,わずか一日足らずで移動。何とも便利で恵まれた時代である。
東日本大震災発生以来,東北の被災地を訪ねるのは私にとって懸案だった。
震災発生直後「東北被災地を歩きたい」と言ったら,「文字通り徒歩での移動になりかねない。現地が少し落ち着いてからの方がいい」と真剣に留めてくれる方がおいでになった。また当時,日本語教師の資格を取得するため毎週末養成講座に通っていたことも一定の制約になった。そうこうするうちに,北風が。
東北ではレンタカーで移動するので,冬〜春にかけての降雪状況を現地の複数の方に確認し,旅程を確定したのが一月初めのことだった。
仙台から三陸海岸を四日かけて八戸まで北上し,復路は一日で東北自動車道を仙台まで戻る。
被災地の実態を,カメラマンの眼を介さず,自分自身の眼でしっかり見たいと考えている。また普段のつましい旅とは異なり,お土産などに散財するつもりである。
さて仙台。美人の発現率が高いことに驚く。都市によって,なぜ差が ☆かくも☆ 大きいのか?! 改めて驚きを禁じ得ない……って,これが東北に着いての最初の感慨?