天地人さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ2836件目 / 全4644件次へ »
ブログ

国際計測器 2012年3月期 3Q決算発表


本日も決算発表が一社、7722 国際計測器の3Q決算です(→リンク)。

早速、決算の内容から。

20123Q           売上;69.8億    営利;4.5億   経利;4.1億   純利;2.0億
2012通(予想) 売上;110.0億 営利;20.0億 経利;19.5億 純利;11.7億
20113Q(前年)売上;59.1億  営利;5.4億    経利;3.4億   純利;2.2億

売上は前年同期比で18.2%、営業利益は同16.1%減、中間期に引き続き増収減益の決算です。元々4Q偏重なので現時点では何とも言えませんが、とりあえず業績予想の修正はありませんでしたね。円高による為替差損は昨年の2億→0.5億に減っていますが、部品調達時の決済通貨がドルのため、原価率の上昇(61.5%→66.9%)という形で円高の影響が出ているようです。

続いて、恒例の受注高&受注残高をチェック。

受注高;34.4億→36.3億→30.8億→20.8億⇒35.7億→26.5億→25.2億
受注残高;72.6億→81.3億→91.3億→63.7億⇒82.1億→80.7億→79.5億

2Qに続き、3Qも受注減少という事で、これは引き続き心配材料ですね。受注残高はまだ高水準なので今期の業績は大丈夫だと思いますが、来期も成長路線が続くのか、はたまた停滞するのか微妙な所だと思います。震災やタイ洪水など、災害からの復興需要って恩恵がありそうな気がするんですけどね。後は国内企業の海外脱出もこの会社に限ってはマイナスばかりでもないような。

先行きにやや不安はあるものの、業績の伸び悩みを見越してか株価も昨年から停滞しており、配当を受け取りながら景気回復を待つにはちょうど良い水準に落ち着きつつあるのかもしれませんね。このままホールド継続で行きます。

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。