花一番さんのブログ
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資本主義。
かつての日本は、資本主義の一面を持った社会主義だったように思う。
皆が、学校を卒業して会社に入る。年功序列、終身雇用で安定した生活が送れる。
課長で終わる者、部長や社長になれる者もいるが、その差は大きくない。
課長で終わったとしても、生活は決して貧しくはない。
そんな日本にアメリカ式資本主義の考えが入ってきた。
年功序列で能力のある若手から不満が噴出したからだ。
年功序列は能力のない者も昇進していく、若手の頭を押さえてしまうのだ。
そして、若手の課長・部長が現れ出した、能力主義時代になった。
やがて日本企業は世界中に進出した、世界中の企業に対抗するため合理化主義時代に入っていく。
今まで人がやっていた仕事は、人件費が重荷になり業績を悪化させた。
企業は安い人件費の国に工場を移し出した。
日本国内は仕事がなくなり、収入格差が広がった。
多くの人々が貧しくなり収入が減る、買い控えが広がりデフレスパイラルに陥った。
昔から商売人は、一人で一万円買い物する客より、百円しか買い物しない百人の客を大事にせよと
言われていた。
百貨店が低迷するのも、大口の顧客を優遇する商売は昔の商売人の考えに反するからだと思う。
日本経済が低迷する理由、消費者を育てることを忘れたからだと思う。
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