映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ユーロ急落

9月5日の日経平均は8784.46(-166.28) 窓を開けて下落。雲 基準線 転換線8859を割り込んだ。 ボリンジャー マイナスσの上。 MACDは頭打ち RCIはなお上昇。26日の安値8742の上あたりでとまっているが、24日の安値8620を試す厳しい展開になる可能性がある。ボリンジャーのバンドが狭まっているのが、不気味である。

ダウはレーバーデイでお休みだが、ヨーロッパの株は軒並み下落。ロンドンの銀行間取引の金利は上昇。ユーロ圏の金融不安は拡大している。

ドル円は76.90 雲 基準線 転換線の下、 ボリンジャーマイナスσ76.41のすぐ上 MACDは下落。円高基調だが勢いはない。一方ユーロ円は雲基準線転換線の下、ボリンジャーはマイナス2σの近辺まで下落し、ユーロの下落の勢いはきわめて強い。

ドイツでは与党が地方選挙で敗北を重ねており、ギリシャ、スペイン、イタリアなどへの一方的な救済について、救済する側の選挙民の不満が高まっているのをあらわしている。政治的な一体性のないユーロの構造的な脆弱性が改めて鮮明になりつつある。中国も倒産が増えていると伝えられており、上海総合も窓をあけて下落、雲基準線転換線の下、ボリンジャーはマイナス2σの近辺まで下降し、新興市場にもいよいよ欧州の危機や金融引き締めの影響が顕著になりつつある。財務大臣は円高是正を働きかけるといっているが、欧米の景気の実態を反映した金利の動きを、大きく変えるような手段があるとは思いにくい。どうもどこを向いても明るい材料に乏しいのが現実だ。
アメリカが日本化して景気の長期低迷にはいるのかどうか、議論が分かれているようだ。人口流入が続くアメリカの場合には、確かに日本ほど潜在成長率が落ちることはないはずだ。とはいえ日本と違って物価の上昇があったとしても、景気の反転を表しているとは限らないし、雇用や個人消費が拡大してゆくとも限らないように思われる。事実ダウは、月足でも、まだ基準線の上をなんとか保っているがマイナス2σ近辺まで下落してバンドが広がり、上昇トレンドラインを割り込みつつあり、チャート上は景気後退の危険もなきにしもあらず、という様相であり、当面楽観できる状況ではやはりなさそうだ。
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