with24さんのブログ
セリング・クライマックス
東京電力の福島原発事故の損害賠償を支援する「原子力損害賠償支援機構法案」を閣議決定したことを材料に、本日の株式市場で東京電力株が急騰しました。
東京電力株は先週に急落して一旦底値を付けていましたが、典型的な「セリング・クライマックス」の動きになっています。
「セリング・クライマックス」のチャートパターンとしては、ローソク足の「長い下ヒゲ」がサインなどといわれますが、ポイントは「売買代金(出来高)」が急増することです。
株を持っている投資家が怖くなり、持っている株を投げ切ってしまえば売る株がなくなって下げ止まるという動きともいえますので、「下がるエネルギーが爆発する」ことが必要ということになります。
また、株を持っている投資家が怖くなるということは、急落して「損が増えること」といえます。つまり、株価が安値を更新することで、「持っている投資家は全員損をしている」状態になっているといえますので、安値を更新して急落すると、怖くなって投売りする投資家も増えるといえいます
したがって、「セリング・クライマックス」の条件としては、
1、下げ続けていること
2、安値を更新して急落していること
3、売買代金(出来高)が急増すること
の3つの条件が必要といえます。
ただし、注意して欲しいのは「一旦底値をつけやすい」という点です。チャートの解説本などでは「セリング・クライマックス=絶対に割れない底値」のように表現されているものも見られますが、結果的にそのようになっているチャートを後から解説しているためで、実践ではある程度経ってからでないと底値になるかはわかりません。したがって今回の東京電力株が、歴史的な底値をつけたかどうかは現時点ではわからないといえます。
東京電力のチャートをチェックしますと、4月にも出来高が急増して下げ止まっているポイントがあります。このときも、ほぼ11日連続下落(1日だけ前日比変わらずがあります)の売られ続けている状態で、安値を更新して急落し、下ヒゲをつけて出来高が急増しています。したがって、当時としては「セリング・クライマックス」の動きだったといえます。
しかしながら、4月の安値を下回って、今回の「セリング・クライマックス」の動きにつながっています。つまり、「一旦底値を付ける動き」だったといえますから、絶対的な底値だと確信し、欲張って持ち続けていたら儲け損なってしまう可能性もあったといえます。
「セリング・クライマックス」は、「セリング=売られ続けていること」の「クライマックス=最終局面」という意味ですので、「売られ続けている動きが止まる=一旦底値を付ける」と考えるとよいと思います。下げ過ぎのリバウンドを狙いと割り切って、条件にあてはてはめて投資戦略としてつかうとよいと思います。
反対に株式市場全体を見ますと、今週に入ってから極端に売買代金が減っています。世界景気の状況や震災後の国内経済、政局の混乱などから考えますと、積極的に日本株を売買できないということを示しているのでしょうが、そうかといって下げ続けているわけでもありませんから、東電株のような典型的な「セリング・クライマックス」の底打ちに期待はできないかもしれません。
しかし、世界の株式市場が調整していますから、9400円近辺で下げ止まりを続けている日経平均が安値を更新して、売買代金や出来高が増えるような動きになる可能性はありえると思われます。
株式市場全体では動きにくい相場展開が続いていますが、多くの投資家が同じ思いで市場を見ていると思いますので、あせる必要はないと冷静に市場をチェックしておけばよいと思います。
レポート担当 : ケンミレ株式情報 市原 義明
http://www.miller.co.jp/report/point/2011/20110614.html
転載記事です。
勉強のために上記URLも覗いて下さい。
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おばんですー。
まるで球に対するいじめのような記事。
上記、蒸気、間違ってまっせ。
頭から出るのが、蒸気!!
・・・・プンッ!!
またまたこんばんわ!
そうか~、厭味にもとられることがあるんですね~~
ビギナーには、へ~~~って感じで、感心してたんですけど、
問題は、withさんに意図があったかどうかですね^^;
気をつけよ~~~っと!
球大先輩 こんばんわ^^
>まるで球に対するいじめのような記事。
いじめなんて・・・^^;
勉強のために載せただけです。
タマネギさん こんばんわ^^
^^スルーしました。^^;
最近辞書が意図しない変換をするみたいです。^^