※略の読み方=略は、ほぼと読みます。
↓ 根拠:最近の倒産前日株価統計上の理由から。
100株単位の危険地帯の入口は、これも1株単位の銘柄と同様、概ね【2万5000円】(=250円)から下あたりと言えましょう。
ばう、ばう~~~~~
↓詳しくは、猛獣の日記の過去分を参照して下さい。
【上場企業倒産銘柄特集(七)検証!幾らぐらいの株が倒産するのか】
http://minkabu.jp/blog/show/160265
安物買いの銭失いはしたくない人向けのコーナーバウ。^^
調査対象期間:2007年9月14日~09年7月6日
Ⅰ≪今回の不況で心不成も倒産した56社の倒産前株価≫
※注(基本的に引け後の倒産発表が多いバウが、場中に倒産を公表してくる企業さんもあるバウねぇ。場中倒産公表企業の株価は、倒産当日の場中における取引停止前の株価を倒産前株価とする。)
①単元株数なし(最低取引単位1株)の倒産株式群の場合
【6263】プロデュース
[機械] 13万9000円
【8965】ニューシティ・レジデンス投資法人 ※1口
[上場Jリート]7万1000円
【3379】富士バイオメディックス
[小売] 4万0900円
【8941】レイコフ
[不動産] 2万1500円
【8882】ゼファー
[不動産] 1万6700円
【8911】創建ホームズ
[不動産] 1万6100円
【8888】クリード
[不動産] 1万3790円
【1908】三平建設
[建設] 1万0610円
【8936】リプラス
[不動産] 9170円
【2460】アプレシオ
[サービス] 8800円
【2377】サイバーファーム
[サービス] 6700円
【3247】エルクリエイト
[不動産] 5400円
【8901】ライフステージ
[不動産] 4380円
【2732】クインランド
[小売] 4320円
【8947】ノエル
[不動産] 2400円
【8902】パシフィックホールディングス
[不動産] 1941円
【8948】ランドコム
[不動産] 1535円
【2731】二イウスコー
[卸売] 1450円
【8921】シーズクリエイト
[不動産] 1310円
【8943】エスグラントコーポレーション
[不動産] 600円
【8901】ダイナシティ
[不動産] 429円
・・・まずは、新興市場に一般的によく見られる1株単位売買の倒産銘柄ばう。
21社中18社がこれもよく新興銘柄に見られるカタカナの社名の会社さんバウなぁ。
上は、13万9000円から、下は429円まで御座候。
しかし、前日の株価の高かった、証券取引等監視委員会から強制捜査を受けて、倒産する前から連日ストップ安を続けていた太陽電池関連銘柄のプロデュース、以外の上位2社?は、誰もが倒産するとは思いもよらない比較的信用のある会社?だったバウから例外と言え、これは除外して考えるべきバウな。
倒産が1株単位で濃厚になってくる地獄の?入口は、レイコフの【 2万1500円 】からといえよう。
倒産が怖い堅実な方は、とりあえずは、1株単位の銘柄で少しでもまとまった負債のあるものについては、【 2万円台後半 】以上の銘柄に極力投資したほうが無難ばうな。
ただし、それより安い銘柄で、分割し過ぎていて借入金の少ない銘柄などについてはこの限りではないバウ。
②単元株数10株の倒産株式群の場合
【8597】SFCG
[その他金融] 1292円 =最低価額1万2920円
・・・・10株単位の倒産銘柄はコレしかないバウから参考になりません。
③単元株数100株の倒産株式群の場合
【6304】マキ製作所
[機械] 480円 =最低価額4万8000円
【8899】モリモト
[不動産] 450円 =同 4万5000円
【8567】クレディア
[その他金融] 247円 =同 2万4700円
【2328】アリサカ
[サービス] 223円 =同 2万2300円
【1880】スルガコーポレーション
[建設] 201円 =同 2万0100円
【8874】ジョイント・コーポレーション
[不動産] 213円 =同 2万1300円
【6290】エス・イー・エス
[機械] 165円 =同 1万6500円
【1786】オリエンタル白石
[建設] 109円 =同 1万0900円
【8878】日本綜合地所
[不動産] 104円 =同 1万0400円
【8937】Human21
[不動産] 72円 =同 7200円
【2473】ジェネシス・テクノロジー
[サービス] 70円 =同 7000円
【1754】東新住建
[建設] 82円 =同 8200円
【8868】アーバンコーポレーション
[不動産] 62円 =同 6200円
【8884】ディックスクロキ
[不動産] 47円 =同 4700円
【8099】中道機械
[卸売] 33円 =同 3300円
【8858】ダイヤ建設
[不動産] 6円 =同 600円
【9712】トランスデジタル
[情報通信] 2円 =同 200円
もっとも、単元数で一番多いのが100株単位ばうな。
上は、4万8000円から、下は200円まで御座候。
倒産2日前にも関らず、株主優待のお米券2キロをきちんと廃止しないで株主へ権利確定させていた誠意のある企業であったマキ製作所は、市場が優待をくれる企業がまさか2日後に倒産するわけがないとタカをくくっていたため、
不意打ち的な比較的高値の倒産となったため、除外するバウ
モリモトも、誰も上場してすぐに倒産するという短命ぶりには、鳩が豆鉄砲をくらった感じだったでしょうから、これも例外として除外するバウ。
そういうわけですから、100株単位の危険地帯の入口は、これも1株単位の銘柄と同様、概ね【2万5000円】(=250円)から下あたりと言えましょう。
早いお話が、統一見解としては、【2万5000円以上】を株に充てる余剰資金が無い貧乏学生さんなどは株の世界には出入り禁止バウな。
ただし、それより安い銘柄で、分割し過ぎていて借入金の少ない銘柄などについてはこの限りではないバウ。
④単元株数500株の倒産株式群の場合
【4790】グレース
[サービス] 44円=2万2000円
・・・・500株単位の倒産銘柄はコレしかないバウから参考になりません。
⑤単元株数1000株の倒産株式群の場合
【3304】トスコ
[繊維] 198円=最低価額19万8000円
【1792】みらい建設グループ
[建設] 73円=同 7万3000円
【1744】キョーエイ産業
[建設] 63円=同 6万3000円
【1779】松本建工
[建設] 62円=同 6万2000円
【1902】山崎建設
[建設] 55円=同 5万6000円
【1839】真柄建設
[建設] 40円=同 4万0000円
【8067】トミヤアパレル
[繊維] 37円=同 3万7000円
【3207】中央コーポレーション
[繊維] 25円=同 2万5000円
【7449】太洋興業
[卸売] 24円=同 2万4000円
【4655】NOVA
[サービス] 15円=同 1万5000円
※以下、取引単位1000株倒産銘柄のうち、猛獣の調査不足により倒産前日価額不明分4銘柄。
(いずれも、倒産発表後1円=最低価額1000円)
推定価格帯=31円~1円(3万1000円~1000円)
【1858】井上工業[建設]
【8146】小杉産業[繊維]
【1889】あおみ建設[建設]
【1872】アゼル[不動産]
一昔くらい前までもっとも、(東海観光などの特殊単元数銘柄を除き1000株単位しか元々市場になかった気が・・)単元数で多ったのが1000株単位ばうな。
上は19万8000円から、下は1万5000円迄御座候。
御察しのやうに、1~500株単位取引の銘柄群集団に比べて、倒産価額の『 格 』が明らかに違い過ぎますバウなぁ。
確かに、元祖1000株単位銘柄は、たった1円でも動けば1000円の利益になるバウから儲けはデカいばう。
しかし、いざ倒産をしてみると、とんでもない資産破壊力
を有するバンカーバスター級の爆弾へ豹変いたしますから、
1000株単位のボロ株には決して素人さんであろうが玄人さんの兄ぃであろうが近づかないほうが確実に資産を株で捨てない為の近道であるといえますバウ。
「どうしても、ハイリターンが欲しいんや!」というような御仁は、1000株単位取引倒産銘柄の末路(実例)をお出しておきますので、どうぞ御参考のほどをバウ。
例、東証2部上場【3304】トスコ の場合。
2008年5月30日(金)
終値198円=最低価額19万8000円
・・・週末の引け後、会社更生申請(倒産)発表。
負債総額32億7390万円。
明けて6月2日月曜、当然にして売りが殺到!!!
マイナス50円ストップ安(148円=14万8000円)気配のまま取引成立せず・・・
6月3日火曜。このままでは取引が当分成立せず埒があかないと判断した東証は、この日トスコの取引値幅制限下限撤廃
後場、ようやく寄り付いたのが、たった18円=最低価額1万8000円。併せる計2143万7000株の取引成立
終値は15円=最低価額1万5000円
19万8000円の株が、一瞬にして1万8000円の僅か10分の1以下へと爆砕されてしまふ訳バウな。
嗚呼無情ばう。
しかし、1000株単位銘柄が倒産した場合の真の恐怖は
まだまだこんなケースのミジンコのような生易しいものではなかった暗黒時代にありましたとゐふ事を我々は決して忘れてはなりません。
Ⅱ【暗黒時代(1990年代)オール1000株倒産地獄】
例、日本データ機器の場合。
倒産前日株価(または倒産発表前取引終値)=1430円
なんでぃ!1株1430円かい!
・・・というのが現代ですが、暗黒時代は情け容赦無くオール1000株(例外として前述の東海観光や一部に100株取引の銘柄もあった)取引でしたから、さあ大変バウ!
1単位=143万円からのストップ安バケツリレーがヨーイどん!ばう。
猛獣が、もし当時かかる日本データ機器の株主だったら、
「走れ!はしぃ~れ!夜逃げ~のトラックぅ~!」
状態だったに違いない!!!ばう
これだから、90年代は一流金融機関の持ち株が↑こんな状態になって破綻借金だるまになっていったと考えてもさほど差し支えは無いと思われるばう。
翻って、現代は、非常に賢明なる取引所様と上場企業様の御蔭で、100株単位取引銘柄が主流となり、倒産株の殺傷力を極力低下せしめているわけでありまして、その点我々投資家は感謝の誠を思わずにはおれないのでありますバウ。
それゆえに、今回100年に一度の大不況という未曽有の事態にも関わらず、不幸にも被害にあわれた金融機関は大和生命等の比較的軽微なものにとどまっているに過ぎず、御同慶の至りでありますバウねぇ~
一日も早く市場から1000株銘柄が一掃される事を祈る!