東日本大震災の発生後、復興に向けた日本の「底力」という言葉をよく聞きます。
そんな「底力銘柄」がランキングされたそうです。
「底力銘柄」を探るランキングは、今年3月末時点で時価総額が3000億円以上の企業が対象で、これらの企業の株価動向から2001年3月末から今年3月末まで10年間について、各年度ごとの騰落率を合計したうえで平均値を算出し、高い順に並べる手法を用いたようです。
市場環境の変化に耐え、株価の上昇基調を維持したランキングの上位銘柄からは、3つの「S」というキーワードが浮かび上がったようです。
3つの「S」とは、「新興国」の需要取り込み、「資源」高の追い風、世界「シェア」の高さとのことです。
新興国の台頭などで世界経済の勢力図が塗り替えられるなか、世界市場で戦える企業を高く評価する機運がみえるようです。
ランキング上位に並んだのは機械株で、新興国で高まる建設機械や重機などの需要を取り込み、収益が拡大していることが好感されているようです。
トップ10の銘柄は次のとおりです。
①住友重機械工業
②住友不動産
③日立建機
④ソフトバンク
⑤いすゞ自動車
⑥小松製作所
⑦住友金属工業
⑧神戸製鋼所
⑨丸紅
⑩ブラザー工業