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この夏、本当に電力は足りないのか!
この夏、本当に電力は足りないのか
> 2011年4月12日 17:00
> 自民党本部で東京電力からヒアリング。
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> 東電は、今年の夏の需要をピーク時で5500万kWと予測して、それに対する供
給が、3月25日時点で揚水発電なしで3600万kW、揚水発電を入れると380
0万kW。それが今年の夏までに揚水発電なしで4650万kWに復旧するという。
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> さらに、そこから常磐共同火力と鹿島共同火力が復旧し、ガスタービン、ディーゼ
ルエンジンなどを設置し、さらに自家発電の余剰購入等で揚水発電なしで5000万
kWまではめどがついたと発表。
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> 揚水発電のベースがそれに200万kW上乗せされ、さらに揚水発電が増える可能
性もあることから、かなり供給が需要に追いついている。
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> これに、さらに需給調整契約がある。今日、東電が出してきたのは需給調整契約の
一部だけ。「あらかじめ休日に工場の操業を振り替えたり、一時停止してもらう契
約」が130万kWと「電力需給逼迫時に使用を控えてもらう契約」が110万k
W。このうち130万kWは需要予測にカウント済というが、東電の言い値でも11
0万kWは需要を減らせる。
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> 東電が出してきた以外の契約形態もあるはずだか、それについては東電は今日は資
料を出してこない。
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> こうしたプレゼンに対して、1.需給調整契約の内容をきちんと出すこと、2.中
長期的な対策として火力発電所の増設が載っているが、アセス抜きなどという無謀な
ことはしないこと、3.「マスメディアと提携した情報提供」という項目に堂々とテ
レビCM、新聞広告、雑誌、各検索エンジンへのバナー広告などとうたっているの
で、これから東電の損害賠償を議論しようという時に、これまでのようにコマーシャ
ルでマスコミを黙らせようというのはとんでもない、節電を訴える必要があるならば
政府広報なり、AC(電力も入っているが)でやればいいことで、マスコミに資金提
供するのはやめることを主張したが、まともな回答がないまま本会議の時間になっ
た。再度、東京電力の出席を求め、散会。
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> 夏にどれだけ電力が足りないのか、それをどう補うのか、きちんと情報が公開され
た状態で議論する必要がある。
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> また、これまで環境省所管の法律は、原子力発電所は全て適用除外になっていた。
この国会に水質汚濁防止法の改正案が政府から提案されるので、まずこの改正に当た
り、自民党から議員立法で、原発由来の水の汚染が適用除外になっていたのを改める
改正を提案するように環境部会で提案した。この他の法案についても全て適用除外を
外し、経産省が利権を守るために環境省に手を出させないというこれまでの負の構図
をきちんと直す作業が必要だ。
> http://www.taro.org/2011/04/post-977.php
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