大きくなれば、様々な作業・業務で効率化が見込める。
販売や仕入れ時も発言力が増してくる。
それがスケールメリット。
しかし、過ぎたるは及ばざるが如し。
大き過ぎるというリスクも多々あると思う。
今回のみずほ銀行のシステム障害。
きっかけは義援金による振込みの集中との事。(※1)
一企業をどうこう言うのではなく、できるだけ客観的な観点から考えたい。
もし、大きな規模でなかったら、こんな事態はならなかったのではないか。
(もちろん、日本にはみずほ以外にも巨大な銀行、三菱UFJ、三井住友、ゆうちょ銀行があり、
今のところ、みずほ以外では問題は発生していない。)
システムや運用に左右されるので十把一からげには言えないが、
人間の作ったシステムである以上、処理量の上限はどこかにある。
(そして、利用者がどんどん増えたり、利用が集中すれば、リスクは高まる)
この解決方法は、システム(開発・運用)に金をかけるか、
規模を抑止するか、ぐらいしか私には思いつかない。
(もちろんシステムに金をかけるにしても、採算を天秤にかけざるをえない)
携帯や電気みたいに、深夜など需要が少ない帯域に値引きして、
利用者を分散させる方法が銀行などにもあれば良いのだが。
今回の震災にて被害を受け、少しでも現金が必要なときに
給料が振り込まれてないという事態になった方もいると聞く。
銀行と言う生活インフラに近い部分は、特にリスク管理が求められるのだ。
個人でできる事と言えば、複数の金融機関に口座を持つことぐらいだろうか?
※1 (PCサイト)東京新聞より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011032602000046.html