読売新聞が、震災後の原発事故の直後、米政府から支援の申し出があったのを、日本政府が断っていたと報じています。
海外ではすでにロイターなどで報じられていましたが、日本のマスコミもいよいよ隠しきれなくなったのか、この件に触れてきましたね。
いつまでも隠し通せるものではないんですよね。
>政府・与党内では、この段階で菅首相が米側の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れるといった、現在の深刻な事態を回避できたとの指摘も出ている。
これでも国民は大本営発表を鵜呑みにしろというのですかね?
読売は系列の報知新聞使って、これよりもさらに踏み込んだ記事流してますよね。
> 政府の甘い予測が危険性を増幅させた。震災翌日の12日。自衛隊と在日米軍は早い段階で官邸に「できることはなんでもする」と打診。だが、回答は「警察と消防で対応する」。防衛省関係者は「野党の批判を恐れたのか」といぶかった。
12日早朝には、菅首相は野党時代からの「現場主義」を貫き、福島原発の視察を強行。「水もつぎ足し、格納容器で囲まれている。メルトダウンのような危機的状況にはならないのではないか」。与野党会談で示した菅首相の楽観的な観測はその後の作業の遅れにつながった。菅首相は1号機で水素爆発が発生した翌13日、社民党の福島瑞穂党首に言った。「東電も原子力保安院も楽観的だった。『水素爆発は起きない。大丈夫だ』と聞いていた」―。
野党が批判するかっての
なんでもかんでも、正しいことでも批判ばかりして足引っ張ってきたおまいら民主党と一緒にするなっての。
しかもこの期に及んで東電のせいにするな。
行かなくてもよい視察にヘリコプターに乗って行っておいて、しかも周りには原子力に詳しいと豪語しているくせいに、何言ってんだか。
もう完全に人災のレベルじゃん。。。
原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00096.htm
東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。
この幹部によると、米政府の支援の打診は、11日に東日本巨大地震が発生し、福島第一原発の被害が判明した直後に行われた。米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、「米側の提案は時期尚早」などとして、提案を受け入れなかったとみられる。
政府・与党内では、この段階で菅首相が米側の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れるといった、現在の深刻な事態を回避できたとの指摘も出ている。
福島第一原発の事故については、クリントン米国務長官が11日(米国時間)にホワイトハウスで開かれた会合で「日本の技術水準は高いが、冷却材が不足している。在日米空軍を使って冷却材を空輸した」と発言し、その後、国務省が否定した経緯がある。
自衛隊、福島第1原発で懸命の作業…政府後手で危険増幅の中
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110317-OHT1T00284.htm