スケアクロウさんのブログ
ブログ
今日のマーケットを振り返る 3月10日
ポイント
想定とは大きく異なった展開になってしまいました。リビア情勢、2月の中国貿易収支の赤字転落、スペインの格下げと悪材料が重なりました。現在、米株先物は軟調に推移しており、明日の日経平均株価への影響が気になります。
今日の日経平均株価を振り返る
45円安で寄り付いた日経平均株価は、ザラバで反発の兆しを見せることなく下げ幅を拡大して、155.12円、1.46%の大幅下落で大引けとなりました。
リビア情勢、2月の中国貿易収支の赤字化、スペインの格下げなどの悪材料が重なりました。
上海市場は1.47%と、日経平均株価と並ぶ下落率になっています。
ユーロ円が大きく円高に振れたことも重石になりました。
ただし、重要な焦点であるリビア情勢ですが、確かにNATO国防相理事会の動きや、米国の対応が気になり、投資家が様子見姿勢となるのはやむを得ないのですが、WTI原油先物価格が大きく反落して102ドル台になったことに注目しています。
海外マーケットの動向
アジア市場は全体に下げていますが、1%を越える下落率となったのは上海と台湾。多くのマーケットで1%以内にとどまりました。
欧州市場も下落です。フランス、イタリア、スペインが1%を上回る下げ幅になっています。
軟調なアジア、欧州を背景に、GLOBEXでは、ダウ(-22ドル)、ナスダック(-7.0ポイント)ともに軟調な推移です。ただし、下げ幅は縮小してきました。原油先物価格の反落が影響しているのではとみています。
今日は、週間ベースの新規失業保険申請件数、1月の貿易収支、2月の月次財政収支などの発表が予定されています。
なお、先ほど週間ベースの新規失業保険申請件数が発表され、39万7千人と、事前予想37万6千人を上回りました。同時に発表された1月の貿易赤字幅もコンセンサスを上回っています。
弱い指標が続き、ドル円が多少円高方向に振れています。ただし、ドル円5分足の動きが示唆するように、ドル安円高への振れは限定的と思われます。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。