はるるっぴさんのブログ

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ゴールドのリスクとリターン

ひとりごと日記です。
時間の関係で適当に書いています。

みんなの株式は株式のSNSなのに
気のせいか、金(ゴールド)の日記が多くなったような気がする。

「金投資を推奨している訳ではなく
金の知識が株式と関係がある。」と思うから。

ゴールドについては、日韓ゴールドカウンシルの
豊島先生の著書も参考になると思います。

金(ゴールド)投資のリスクについて(復習)

(現物です。先物は、リスクが高いので専門家へ)

○金はリスク資産なので価格が変動する。

安全資産とする表現をたまに見ますが誤解です。
リスク資産です。

○ドル建て価格で取引されるので難解な為替リスクがある。

○金価格が上昇すると偽物が出やすい。

タングステンに厚く金メッキしたらレーザーを当てても
わからない。香港から本物の顔をした偽物が出回っている。

歴史的にも金は偽物が多く作られた。
もし、多少安くなったときに金地金などを購入するときは
信用のある店で購入したいもの。No.は重要です。

現物は、もちろんのこと
品質保証証明書や原価証明書などはなくさないようにする。


○金に対する税法が変わるリスク

金の譲渡所得など
買った時の原価証明書がないと
売却金額の5%で計算されてしまうなど注意を要する。
(くわしくは、専門家へ)

○純金積立のように預かってもらっている場合は別として

現物を金庫に入れている場合は盗難リスク。
中途半端な金庫にいれるのは、どうかと思う。(個人的な考え)

「ここにありますよ~」

と教えているようなもの。

○金利を生まない

(くわしくは、リースレートがある。)

○先物市場が小さいので価格がコントロールされやすい。

○売買の手数料がかかる。

○金は、工業用の需要は、どちらかと言えば少ない。

○金は、食べることができない。

などなど

そもそも金の歴史の中で印象に残るのが
親が子供のアルバムに毎年、金貨をつけて
結婚するときに渡した。

(何かお金に困ることがあったらこれを使いなさい。)
(親の愛情を感じるものだった。)

金(ゴールド)投資は、財産保全のひとつの手段にすぎないと思う。

「金は、愛情です~」と言って金のネックレスをプレゼントしても
相手が、金の歴史を知らなければ、微妙な空気が流れるかもしれない。

ただし、金(ゴールド)の知識の中では重要な意味を持つとも思う。



その金について簡単に復習すると
(間違っているところもあると思う。)


○実需では、中国、東南アジアなどの新興国は金価格が下がると

買ってくる。

先物は別として、現物の金を世界の中で売っている
「売り手」は、日本人だったりする。

使わなくなった宝飾品などを売っている。
買い取り業者は、店によって買い取り価格が違う…

売る人は、高く買い取ってくれる店を選ぶべきでしょう。
店によっては、倍くらい値段が違うと聞く。

もちろん、日本人は、あまり意識せずに
電気機器の中で、金(ゴールド)を保有している。

○FRBがマネーをジャブジャブにしている。

本来ならば企業の設備投資や個人の借金消費に使われるべきだが
金融機関は、簿外で大きな損失を隠しているので
積極的に融資をしない。

FFレートに0.25%の付利がついているので
ブタ積みになっている。

0.25%付利をつけないと短期金利の制御ができないので
意味は、多少なりともわかる。

短期的な調整や波乱があっても余ったお金が金(ゴールド)に行きやすい。
{裏側にドルの衰退(バリューが減っている)もある。}

経済専門誌などで、市場専門家が
米国長期金利の上昇を米国経済の回復などと書いているが
わたしには、さっぱり意味がわからない。

中国の格付け会社も米国債の格付けを下げたようだ。
米国債への信認の低下としか考えようがない。

あくまでも個人的な考えです。

(いろいろな考え方があってもよいと思う。)

○中国、ロシアは、資源獲得を国家戦略としている。

その昔、ロシアは、クリミア戦争後の財政難で
アラスカを安い値段でアメリカに売った。

そのアラスカからたくさんの資源がでてきたので
もう二度と、同じ失敗を繰り返さないと思っているだろう。

当時、アラスカを買ったアメリカの国務長官は
大衆から、非難されたが、今では高く評価されている。

そのロシアは、外貨準備高に占める金の割合を倍にすると公言している。

中国については、買い方は中途半端ではない。

金についても中国は、世界最大の産金国なのに
世界最大の輸入国かも。

そのパワーはスゴイと思う。
あのハイパーインフレの国、アフリカのジンバブエまで
資源獲得に行っている。

スゴイよ~

繰り返しになりますが、現物では
日本人は、宝飾品で業者を通じて金を売っている。
アジアの中で最大の売り手。

現物市場通りの価格にならないのは
先物市場の存在がある。

ココが難しい…

JPモルガン、モルガンスタンレー、GS(ゴールドマン・サックス)が
ショートをしていると言った噂もある。

はっきり、わからない。

わかっているのは、JPモルガンが銀(シルバー)のショートをしていたこと。
裏側には、お客様の注文がある。

もし、空売りをしているのであれば
買戻しのとき先物市場から値段を調整してくる
可能性は否定できない。

しかし、実需が大きいので、どうなるかわからない。

神のみぞ知る世界があるのでしょう。

Comexのヘッジファンドのポジションには、注意が必要です。

(Comexは、アメリカのニューヨークにある商品先物取引所のこと)
(日本語では「ニューヨーク商品取引所」とも呼ばれる)

銀やパラジウムは、流動性が少ないので
金以上に注意が必要です。

プラチナのイーグルコインは
値段に関係なく出物が少なくなってきている。
(アメリカで製造中止になっている。)

将来、値段が上がるような気もするし
偽物が出てくる気もする。

金投資は、「忘れることのできる金額」で
現物の裏づけを自分の目でしっかりと確認したうえで

(交換すればわかります。)

興味のある投資家は
リスク分散のひとつの選択肢として
活用してもよいかもしれません。

ただし、必ず勉強したいもの。
専門家にお任せしないこと。

「おまかせしますわ~」(^.^)

ではダメだと思う。

○大きく変化したことは、フランス、スイスなど

世界の中央銀行が今までずっと金を売ってきた。
少し昔、金価格は上昇しなかった。

(長期投資家は、みんなが関心を持っていない時に買わないと…)

持っていても、利益がでないので、売っていた。
しかし、金融危機以降、景色が変わったことを理解し
世界の中央銀行(除く日本)は買いスタンスをとっている。

「表向き」の情報では空売りの買戻しもあるので
わかりづらいが

中国、インド、ロシアも米ドル売り、
金(ゴールド)買い(調整局面)だと思う。

日本の日銀スタッフ(サラリーマンでもある)も、金にも興味はあるが
専門的な知識を持っている人が少ないかもしれない。

関係ありませんが
NHKのお天気ニュースでも有名な
半井氏も日銀出身。

金融にもくわしく、優秀だと思います。

○歴史的に金価格が上昇するとロクなことがないので心配になる。

通貨への信認がなくなってきていることの裏返しでもある。

プラチナについては日本(自動車産業など)
金についてはアメリカ(ニクソン・ショックなど)
銀についてはヨーロッパ(銀食器など)

を中心に考えることもできる。

日本人がプラチナ好きなのも
それなりの理由がある。

金(ゴールド)は相場商品なので
安全資産ではない。

繰り返しになりますが
わたし自身は、金投資を推奨している訳ではありません。

「金の知識が株式と関係がある。」

と考えている。

これからの投資家は

株式
債券

為替
商品

国際金融

すべてを理解しないと
さまざまな出来事がわからないと思う。

個人投資家は、勉強することがたくさんあると思う。
わたしが、小口の純金積立をすすめていた一番の理由が

「勉強」です。

金(ゴールド)を少しでも買った瞬間
今まで、関心のなかったFRBのバーナンキ議長の発言が

気になったりする。

おしまいです。
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