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ボラティリティ低下

ボラティリティが低下しています。

ボラティリティは相場の変動の程度を表したものです。このところ日経平均は上昇を続けていますが日々の上下動が少なくなってきていることを意味します。私は第2限月オプションのATMのインプライドボラティリティ(IV)のCallとPutの平均を指標として見ていますが、これが20を下回ると警戒領域と考えています。現在のATMのIV平均は18.13、ここ数日18くらいを推移しておりこれは今年2月~4月以来の低水準です。定義は少し違いますが、ボラティリティのチャートは下記のサイトで見ることができます。http://www.option-dojo.com/kn/225_latest.html

ボラティリティの低下が意味することの一つは順張りスィング投資には難しい環境だということです。短期の逆張り投資、特に個別銘柄よりも先物などの短期逆張りが有利かなと思います。

オプション投資ではボラティリティの低下は重要な意味を持っています。ボラティリティの低下によってオプションの価格は低くなってきていますので、買い方有利な状況になってきています。私はショートストラングル(CallとPutの両方売り)を持ち技としていますが、リスクは高くなってきていると認識しています。ただ持合い圏はしばらく続くことが多いのでまだすぐに危ないというわけではないと思いますが、持合い圏の出口がショートストラングルには一番危険です。その出口とは相場の大きな動き(多くは下落)が始まることで、大きな価格変動とその結果としてのボラティリティの上昇によりオプション価格も急上昇します。ショートストラングル戦略をとる限りにおいてはこの対策としては「建て玉を少なくすること(休むのがベスト)」、「早めの撤退」以外には私は知りません。私は通常でも準備資金の1/2以下にしか必要証拠金を上げませんし、ボラティリティの低いときには1/4以下に抑えます。これでも十分な利益がでます。逆に買えばいいかというと、変動が大きくなることをかなりピンポイントで予見できる場合以外はオプションの買いでは利益を得るのは難しいと思います。オプションを買えばいいときというのは相場の変動が大きくなるときですから、個別銘柄を短期スィングで信用取引で売買した方がはるかに着実に利益が得られると思います。
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