はるるっぴさんのブログ
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為替の単独介入は愚策
ひとりごと日記です。
予想通り、日本が円売り介入をした。
マズイなぁ…
政治家は、やはり経済のことを知らないことがわかった。
経済にうといことで有名なNHKは、相変わらずダメすぎて
話にならない専門家がテレビで話をしている。
為替についても、素人がコメントをしている。
日経新聞も、これもまた、相変わらず
キンダーガーデンの世界でコメントをしている。
日本人は、ダメな人と
幼稚園児の話を鵜呑みにいている人が多い。
二人とも、日本の世論をリードしているのに
いつになったら「まとも」になるのだろう。
…
その日経新聞でも常識のある記事があった。
「今回だけの形式的な介入ならば、むしろ投機筋が勢いづいて
再び円高方向に突き進む懸念がある。」
(商船三井 常務執行役員の言葉を引用)
その通りだと思う。
関東大震災など、偶発的な事件が起きれば円安になるが
単独の円売り介入だけだと円高要因になる。
商船三井 常務執行役員の意見と同感です。
ポイント
●円の実質実効為替レート
円の実質実効為替レート
を見れば、必ずしも円高ではなく、実質上は安い。
だから、ヘッジファンドは円を買っている。
正確には、「ドル」も「ユーロ」も「英ポンド」もダメだから
仕方なしに買っているところもある。
意味なく買い持ちしていない。
しかし、いずれポジションを解消する。
そのときは、円安になる。
●スイスフラン
最近では、スイスもスイスフラン売り、
ユーロ買いの為替介入をしたが
失敗している。
●日本の過去の教訓
日本は、過去も単独為替介入をしているが
すべて失敗している。
●イギリス(通称名)のポンド危機
イングランド銀行は、ヘッジファンドのジョージ・ソロスに負けて
結局、ポンドは暴落した。
「買い介入」と「売り介入」と違うが、
考え方は同じ。
イングランド銀行は、大量の資金を使っても
ジョージ・ソロスに負けた。
イギリスが、通貨ユーロを導入できなかったことは、
このポンド危機も理由のひとつになっている。
当時のイギリスでも負けたのに、
まして、少ししかお金のない日本が
レバレッジを使ってくる投機家に勝てる訳ないでしょう…
国際協調ならば、話は別ですが
単独介入は、危険だ。
●ヘッジファンドの逆襲
短期的には、提灯で円を売る投資家もいるので
円安になるが
そのあと、円を買いたい軍勢が一杯いる中で
日本軍が単独で突入すると
欧米の金融機関の別動隊のヘッジファンドから
集中砲火を受ける恐れがある。
地政学的なリスクを考えなければ
円売り介入は円高を加速させるだろう。
太平洋戦争の時の、サイパン島での万歳攻撃のようだ。
日本のブレーンに金融のプロがいないのだろうか?
物事の本質を理解している経営者のいる輸出企業は、
さらなる円高に備えることになるだろう。
しかし、円売り介入が終われば、円安になるだろう。
引き続き為替動向には、注意が必要だと思う。
おしまいです。
わたしこと、時間の関係で個別の議論には答えていませんが
わたしの過去の日記にヒントがあるかもしれません。
(正しい答えがどうかは、別です。)
為替の問題も多くの投資家が考えている程
簡単なものではありません。
企業の予想為替レートは、為替ヘッジのラインでもあります。
ただ、今のレートは、輸出にウェイトを置いている
中小企業には厳しいのが現実でしょう。
私ことで恐縮ではありますが
時間的な余裕がないので
ご了承願います。
私自身、外需産業のエンジニアということもあり、非常に興味深い内容です。
こっちの世界は入りたての若輩者ですが、ディベート(になるかどうかわかりませんが)に混ぜていただければ幸いです。
私は今回の為替介入については、欧米諸国への意思表示という意味では一定の効果をあげたという点で、短期的には成功したと思っています。
その半面で、83円での実施や、82円発言など、線引きラインを知らしめてしまった点で、つけ込まれる情報を与えてしまったことが、長期的な危険を招く要因になると考えています。
しかしながら、日本の外需企業が財務上想定している為替レートは87~90円/$であること、85円/$を割り続けるようなら、生産ラインを海外に移す、という話を聞く限り、政府の認識は楽観的だと思っています(実は今立っている場所が崖っぷちのはずで、為替介入のタイミングは1ヶ月遅い!)。
http://www.raijin.com/news/a/2010/09/19/news01.htm
パナソニックと合併したサンヨーが半導体部門の工場閉鎖をするようです。
転勤、配置転換などの措置がとられるようですが、応じられなければ退職せざるを得ません。
物づくりをしている企業の労働者のほとんどは、工場で働いている人たちです。
もし工場が海外に移転するとなった場合、リストラされる労働者の数は、これと比べるべくもないでしょう。
円高進行の結果、海外に工場が移動し国内の失業者が増加、これは今アメリカが抱えている問題と同じ結末であり、最も恐れるべきことだと思っています。
今必要とされるのは、85円というDead Lineをどうやって引き下げるか、ではないかと思います。
口々に言われている「法人税の緩和」は、未就業者に対する企業の受け皿を広げるという意味で、長期的な経済効果は高いと思います。
ドル買いや、過剰供給されている失業保険などに充てる予算を、新規の雇用や現在の労働者数に応じて減税率を決る、中小企業向けに一時補助金を出すなど、もう一歩踏み込んだ政策を打ち出すことができないものでしょうか。
しかしながら、本当の意味で日本経済が強くなれば、更に円高を加速させる結果となってしまいます(そう都合よくいくものではないでしょうが)。
なんとも皮肉な話です。
根源にあるのが、欧米諸国の経済不安である以上、自分の国の守りを固めつつ、欧米諸国の経済不安が解消されるのを見守るしか手はないのでしょうか。
現状の打開策を考えても、いつもここで手詰まりになってしまいます。
長文失礼しました。
ご意見、ご感想などいただければ幸いです。
⇒5人の間違いです。訂正します。
よく考えれば10人もいません。
「不胎化」と言う表現は、
あまり好きではないので使っていませんが
よくご存じですね。
わたしは、専門家でもなんでもない普通の個人投資家です。
今まで、書いてきた日記の中にも間違いがあります。
反省の意味も含めて、そのままにしています。
ご了承願います。
テレビなんかだと日本は為替介入してさっさと円安にしてデフレ脱出しろっていってる人はいますけど、ここ数年で単独介入した国々はヘッジファンドにやられて国自体破綻しかけてますから日本もそうならないよう祈りたいです。
今回の為替介入は大規模だったので、日本はそうそう何度もこのような事は出来ないでしょう。もしも後何度かそうせざるを得なくなったら、そのときも非不胎化にして、市場にお金をだぶつかせることによって、円安を誘導するしかありません。そして首相以下閣僚すべてが余計な口をキカナイこと。これは大事なことです。
間違えるかもしれませんが
アメリカのトリプルSQの後、
マーケットの景色が変わってきそうな気がします。
ヘッジファンドは、売り方をたたいて
売る人がいなくなったとき
売ってきます。
そろそろ要注意です。
休み明けのアメリカのFOMC、住宅指標も心配です。
いつまでもごまかせないでしょう。
わたしの知っている熟練度の高い10人くらいの
長期投資家(成功者)は、
ひとりも株を買っていません。
それどころか、この木曜日、金曜日に
安い時に買った株を売っている人もいます。
>熟年世代が通う スポーツジムの会員さんが どんどん退会していきます。
健康都市宣言の町として 有名なわが町にも こういった現象が 起きています。
会費は 微々たるものなのに ゆとりが なくなってきているのが とっても心配です。
全く同感です。
一人暮らしのお年寄りが
安心して暮らせる社会になってほしいと願っています。
貴重なお話ありがとうございました。
さらなる円高は もっとも怖いですね。
民主党は 経済学者なり 優れた人材を起用して 当たり前の対応が 出来ないのが
とっても 残念というより 腹立たしいです。
熟年世代が通う スポーツジムの会員さんが どんどん退会していきます。
健康都市宣言の町として 有名なわが町にも こういった現象が 起きています。
会費は 微々たるものなのに ゆとりが なくなってきているのが とっても心配です。