Raguelさんのブログ

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政治家の資質を示した菅総理と残念なピエロ


クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m ランキング参加中菅総理は筋を通した。三者会談が報道されたときには、彼の変心に疑いを持ったが、杞憂に終わった。菅総理は鳩山氏の顔を立てたのだろう。それは個人的な義理、小義である。だが、小義によって信念を曲げることはできない。それは政治家として悖る行為だからだ。この意味で菅総理は政治家としての資質を国民に示したと言えよう。翻って鳩山という男は一体何者か。今回の茶番劇の糸を自ら引いておきながら、小沢氏が代表選への意欲を示すと「調整するからみていろ」などと言って憚らない。典型的なマッチポンプである。大体、彼は普天間基地で腹案があるといって何もできなかった前科者だ。菅氏と小沢氏という政治家として一枚も二枚も上を行く二人の、ギリギリの戦いを仲介できるような力があるわけがなかろう。弟も弟だが、兄も兄だ。何か勘違いしているとしか言いようがない。鳩山氏の許すまじき勘違いを、もう一つ指摘しておきたい。小沢氏が代表選に立候補する意向を示したとき、鳩山氏は小沢支持を表明した。三ヶ月前の差し違えをまさか忘れたわけでもなかろうに。百歩譲って、今ここでそのことは問うまい。しかし、小沢支持の理由を「大義」と述べたこと、これはとんでもない誤りだ。大義とは、簡単に言えば「錦の御旗」である。錦の御旗とは、昔で言えば天皇の意志であり、現代で言えば国民の意志である。国民のために身を捨てても筋を通すこと、これが現代日本における大義なのだ。高々一政党における過去の義理のことなど、大義とは呼ばぬ。菅総理が鳩山氏の顔を立てたのと同じ小義に過ぎない。そんなことさえ分からずに千両役者を気取って見せ、破談になってピエロと化す鳩山氏は、今風に言えば「残念な人」の代表のようなものだと言えよう。最後に小沢氏について一言。やはり現時点の最高の政治家は小沢氏であると再認識した。「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」とはある漫画の名台詞だが、この言葉を地で行くような漢だ。しかし、惜しいかな。その政治手法はもはや今は昔の物語になりつつある。それを知っているからこその捨て身の戦いのように、私の眼には映る。いずれにしても、代表選後こそが見物。その顛末を、しっかりと見届けたいと思う。
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