ぷよすけさんのブログ

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No.563 日経190円安みずほの増資伝わりマインド低下

25日後場の日経平均株価は前日比190円86銭安の9737円48銭と大幅反落。円が強含みで推移したため、手じまい売りに押されて上値の重い展開が続いた。みずほ の増資報道がマインドの低下につながって下げ幅を一時200円超に拡大。取引時間中としては6月11日以来、2週間ぶりに9700円を割り込む場面があった。東証1部の出来高は18億8921万株。売買代金は1兆2772億円。騰落銘柄数は値上がり322銘柄、値下がり1243銘柄、変わらず104銘柄。

 国内投信のファンドマネジャーは「欧州の財政懸念は一服したものの、最近は優れない経済指標の発表が目立った米国で、景気後退の可能性が浮上している。来週末は米6月雇用統計が発表されるが、5月分の雇用者数が予想を下回ったため、今回はあまり良くないとの見方が優勢となっている。5月分の米雇用統計は雇用時間などをみると悪い内容だったとは言えない。6月分は開けてみないと分からないが、来週の日経平均はきょう割り込んだ25日線を挟んだ展開が予想される」と指摘している。

 業種別では、三菱地所 、平和不 など不動産株は値下がり率トップ。東エレク 、キヤノン などハイテク株にも売りが継続し、板硝子 、ガイシ などガラス・土石株の下げもきつい。トヨタ など自動車株も軟調に推移した。住金 など鉄鋼株や、ツガミ など機械株、川崎汽 など海運株もさえない。大和証G など証券株や、T&DHD など保険株も下押した。個別では、公募増資などで最大20億円を調達するスクロール はストップ安。増資が伝わったみずほ は年初来安値。

 半面、Jパワー 、関西電 など電力株は堅調。レンゴー 、王子紙 などパルプ・紙株も底堅く推移した。ツムラ 、沢井製薬 など医薬品株もしっかり。個別では、メリル日本証が投資判断を引き上げたUSS などが継続物色された。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、29業種が下落した。

提供:モーニングスター社
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