はるるっぴさんのブログ

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アバカス

ひとりごと日記です。

昨年、3月から現在に至るまで、株高を演出してきた過剰流動性。
行き場のないお金が投機資金として世界中のリスク資産の上昇を演出してきた。

しかし、

その過剰流動性(ジャブジャブ金融とも言われる)の限界が見えてきた感じがする。

たくさんの理由がある。

(ギリシャ問題は、省略します。)

経済誌などで書かれていた「出口戦略」などと言っている人は
経済を知らない専門家だと思う。(・・?

適当ですが、今の世界経済をお風呂のバスタブにたとえると

お風呂のバスタブに蛇口を一杯広げて水を入れている(お金を供給している)ので
表面上、水面は一定に見えるが(多くの個人投資家は、ここだけ見ている)

お風呂の栓が抜けている(不良資産がたくさんある)ので
蛇口をしめることができない。(利上げできない)

マネタリーベース(ハイパワードマネー)とマネーサプライの状況を理解すると
信用収縮が起きている⇒「出口戦略」はない⇒FRBの利上げすることは、難しい。

(もちろん、絶対はありません。)

マネタリーベースの増加が
企業への貸出の増加に繋がっていないことがわかる。

過剰流動性の限界についての
たくさんある理由のひとつだけ書きたい。

金融規制強化の動き

わたしのキーワードは、

「アバカス」

周知の通り、ゴールドマン・サックスのペーパーカンパニーです。

経済誌などでも書いてあるように、その会社がやってきたことが
アメリカ議会で厳しく追求されている。(・_・;)

アメリカ証券取引委員会 (SEC)だけの訴追であれば
「罰金」で済むが、司法当局が入っているので事は大きい。

ペーパーカンパニーは、事務所がケイマン諸島のような租税回避地にあるので

激しい論戦になるだろう。

追求している調査チームのメンバーは
デリバティブを熟知している
リーマンブラザーズやCityの敗残兵たちなので

言行不一致のゴールドマン・サックスも厳しい立場にある。(>_<)

これが、さらに他のデリバティブで大儲けした
インベストメントバンクに広がる可能性を否定できない。

短期的な株価の動向は、「需給」で動くのでわかりませんが
ボラ(ボラティリティ)が大きくなる気がする。
(行き着くところは、ファンダメンタルズになる。)

実態経済の血流でもある金融の危機は、まだ終わっていないことを
長期投資家は、再認識してもよいかもしれません。


おしまいです。
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